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    Categories: FOODHEALTH

既に腐ってるけど…納豆の賞味期限は守らなきゃいけないの?


本来、食品には賞味期限が設定されており、設定された日までに食べることが前提となっています。しかし、納豆のように発酵食品なら、元々腐らせたものなのだから多少賞味期限が過ぎても大丈夫ではないかと考えている人も少なくありません。中には、賞味期限が過ぎてしばらくしてから食べても大丈夫だったと証言する人もいるほどです。実際のところ、納豆の賞味期限は守るべきものなのか、そのあたりの知識をつけておきたいところです。


写真:まくびーずブログ

 

多少であれば問題はない?


写真:每日頭條

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賞味期限を過ぎても多少であれば問題はないというケースは実際にあります。その条件として、常に冷蔵状態であったというものです。ずっと冷蔵庫に保管されており、それを食べる分には何の問題もないということであり、実際に賞味期限を2カ月オーバーしたものであったとしても、冷蔵庫にずっと保管していたのであれば、多少のパサパサ感はあったにしても、きっちりと納豆を食べることができます。ただ、スーパーで市販されているような納豆は賞味期限が製造日から1週間程度となっており、1か月に満たない期間でカビが生え始めることもあるため、注意が必要です。point 262 | 1

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冷蔵状態ではない納豆は要注意


写真:春夏秋凍

気を付けるべきなのは、冷蔵状態ではない納豆です。最近の冷蔵庫は抗菌タイプのものが多く、菌が繁殖しにくい状況であるのに対し、常温だと菌も多く、繁殖をする可能性があります。そのため、たとえ納豆といえども、注意が必要となります。賞味期限の設定も冷蔵庫で保管することを前提としており、常温での保存は想定していません。下手をすれば、常温状態で最初から置いていると、賞味期限よりも早い段階で品質の劣化が訪れることも否定はできません。そのため、冷蔵状態であることを前提とした賞味期限であることを知っておく必要があります。point 330 | 1

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干し納豆


写真:matsushige.cocolog-nifty.com

一方、納豆に関する保存食として干し納豆があります。塩分を添加し乾燥させたものである干し納豆は昔の人がこぞって食べており、たんぱく質を補給するために食されていました。この場合、保存食であるため、賞味期限も2カ月程度になり、堂々と2カ月後も食べることができます。

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賞味期限内で食べることが大切


写真:olive-hitomawashi.com

納豆をおいしく食べる場合には、賞味期限内で食べることが大切です。おいしく食べるための期間として設定されており、納豆の風味などをいい状態で味わいたいのであれば、期限を守ることが前提となります。納豆だから多少腐っても大丈夫ということはなく、そうした期限などをしっかりと見極め、あらかじめ決められた保管方法を守ることが大事です。

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