今やボールペンは100円均一のお店に行けば108円で8本や10本が買えてしまう、とってもリーズナブルな文房具。もしもボールペンを用いて絵などが描けたら楽しいはず。ボールペン画の書き方について詳しく調べてまいりました。
どんなボールペンを使って練習すればいい？
「えっ……これボールペンで全部、描いてるの…！？」と絶句するような出来の絵を目にすることがあります。かなり深そうなボールペン画の世界。しかしある程度、コツさえ掴めばそこまで難しくはないのです。まずは筆記用具選び。人気が高いのはゲルボールペンです。水性、油性双方の特徴を持っています。黒色単色で描く方法とカラーを用いたやり方のふたつがあります。慣れるまでは黒色のみで練習した方がいいでしょう。point 215 | 1
写真: pinky-media.jp
絵を描き慣れていない人が、いきなり時間のかかるものに挑戦しても上達は見込めません。まずはシンプルなものにチャレンジして、そこから段々とレベルを上げていきましょう。丸や三角、四角などの図形を組み合わせて何か描くというのが、よくある練習のひとつ。動物や人間などもこの組み合わせで描くことが可能です。
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その次はトレースをしてみましょう。トレース紙を文房具屋などで購入し、それを描きたい写真や絵の上に乗せます。すると絵が浮かび上がってきますので、ボールペンを使って上から描いていきましょう。このやり方であればデッサン力に自信がない人でも、上手な絵を描くことができるようになります。
影と濃淡
絵におけるアマチュアとプロフェッショナルの違い。このひとつに「光源を理解しているのか？」というものが挙げられます。テレビ番組で女優を美しく映えさせるために、ライトを当てるという演出があります。ライトを当てて何が期待できるかと言えば、シワやシミなどを映らなくして若々しく見せることができるのです。
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描こうとしている対象のどちらから光がやってきているのかをまず頭に入れましょう。右側から光が当たっていれば、光から遠い左側には影ができやすくなります。人の顔を例に挙げると分かりやすいのですが、右側からライトが当たっていれば左の小鼻の辺りに影ができます。特に単色ボールペン画はいかに影を意識した濃淡をつけられるかで、素人と見られるかプロ並みといった印象を与えられるのかが変わってきます。
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劇画と呼ばれた漫画のジャンルがあります。「あしたのジョー」や「巨人の星」などがそれに該当するのですが、劇画では濃淡を上手く使った演出が多く見られます。1コマずつ絵を見ていきながら、どちらに光があるのかを分析していきましょう。それを続けていればあなたが絵を描く際に、陰影を意識できるようになります。時間がかかるものの一度、コツを身につければずっとその技術は活用できますので興味がある人は習得してみましょう。point 269 | 1
リアルな絵こそが求められる世界
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ボールペン画でどういった絵の評価が高いかと言えば、それはリアルなもの。ディティールに凝っており「よくここまで緻密な絵を描けたな～」というのは評価ポイントとなるのです。前述した通りデッサン力がなくても、トレースした絵を根気強く再現できる力があれば、あっと驚くような出来栄えになるのです。コツコツ努力を続けることが得意な人は、ボールペン画の世界に向いていると言えるでしょう。
まとめ
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全てのことを忘れて没頭できる趣味があれば、人生が豊かになります。集中することはストレス解消につながります。日々の悩みなどを一瞬でも忘れることができれば、それだけで心の負担は軽くなるはず。ボールペン画の趣味は一生涯続けられる素晴らしいもの。ぜひ一度、チャレンジしてみてください。