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    Categories: FOOD

極上の甘み「アイスワイン」とは?飲み方もご紹介!


アイスワインとは?


写真:docomogu.delivery.dmkt-sp.jp

皆さんはアイスワインというものをご存知でしょうか?日本ではあまりポピュラーなワインではないかもしれませんが、世界的にはカマンベールチーズと同様に特殊な白カビの効果による「貴腐ワイン」と並んで、甘口ワインの最高峰とされています。寒さの厳しい地域で、収穫の遅い完熟した葡萄の実が樹上で自然現象で凍ることで、水分量の少ない凝縮されたうま味が生まれる「奇跡の甘味」と称される極上なワインになるのです。凍ったブドウの実からは通常の1割近くしか果汁がとれないことから収穫量は非常に少なく、農家にとってはアイスワイン用のブドウを栽培することは、危険な賭けでもあるのです。しかも収穫は凍っている間に行う必要があるので、真冬の夜明け直後に行なわなければなりません。point 404 | 1

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アイスワインの由来


写真:アイスワイン.biz

18世紀末のドイツ、バイエルンの北部に広がるフランコニア地方の農村で、寒波に襲われて凍りかけたブドウの実を使った偶然の産物として、史上初のアイスワインが誕生しました。本来なら「捨てるしかない」と思われていた氷結しかけたブドウを貧しい農民が、もったいないからとダメ元で使ってみたことが、誰もが予想もしなかった意外な好結果をもたらしました。その後は芳醇な香りと強い甘味が評判となり、偶然の産物による希少性から「貴族のワイン」とも呼ばれるようになって、高級品として意図的に製造されるようになりました。発祥地から同じ文化圏であり、かつてはドイツ・オーストリア帝国として地理的に隣接したオーストリアに製造法が伝わり、その後、より安定的な生産を目指してカナダのオンタリオ州のナイアガラ・オン・ザ・レイクでアイスワインの生産が始まりました。point 435 | 1

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アイスワインの飲み方


写真:iewine.jp

●冷やし過ぎに注意

人間の味覚というものは、口にする食材やお酒の温度が下がるに従って鈍くなるので、甘みの強いアイスワインの本質を味わいたいなら、あまり冷やし過ぎないことがポイントです。適温は、白ワインよりやや低めの10度以下。食品用の冷蔵庫は0度近くになるのでご法度ですが、室温で保管したワインならお飲みになる1〜2時間くらい前から冷やすと、ちょうどよい飲み頃になります。氷入りのワインクーラーで冷やすのもNGです。冷やし過ぎた場合は、室温にしばらく置いて適温になるまで待ちましょう。point 313 | 1

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●デザートにかける

甘口のワインやリキュールをデザートにかけるのが、大人流の楽しみ方の一つです。クラシックな洋菓子の定番「サヴァラン」やチョコレートの「ボンボン」を始めととして、お酒を使ったスイーツはたくさん存在します。アイスクリームには、より甘口のお酒を合わせましょう。その意味では糖度の高いアイスワインはベストマッチです。

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おすすめのアイスワインの銘柄

●おすすめ銘柄「ノーザン・アイス ヴィダルアイスワイン」(カナダ産)


写真:www.amazon.co.jp

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カナダはドイツ移民が多く、しかもトナカイがいるほどの厳しい大自然を有しています。日中の寒暖差が激しく、夜間に凍て付いたブドウが、昼間は太陽光を浴びて溶けかかります。それを繰り返すと水分が低下して凝縮されるのです。これがクオリティが高いカナダ産アイスワインの秘密です。カナダのオンタリオ州で2軒だけしかないアイスワイン専業のワイナリーです。初ヴィンテージから、いきなりモンドセレクションで最優秀金賞を受賞して世界各国から注目を集めます。しかし生産量は少なく、年間わずか3,000ケースほどで、ワインマニアの垂涎の的となっています。point 264 | 1

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●おすすめ銘柄「ハイマースハイマー ゾンネンベルク アイスヴァイン」(ドイツ産)


写真:matome.naver.jp

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地球温暖化の影響を受けて、ドイツでのアイスワインは年々その生産が難しくなっています。ドイツにおけるアイスワインのブドウの収穫時の温度規定は、マイナス7度以下。環境の変化に加えて、アイスワインの製造には、ブドウを早朝に手摘みするなどの厳しい労働が要求されます。このワインの葡萄品種はショイレーベで、2009年にはその味わいが極めて高い評価を受けて、「ラインラントファルツ州品評会金賞」を受賞しています。

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まとめ

いかがでしたか?世界的には知られていても、日本ではまだまだ浸透されていませんよね。しかし、スイーツなんかにも相性が良くて、近年注目度が高くなっているとのことです。希少なものですが、ネットでも購入可能とのことですので、気になった方は是非、飲んでみてくださいね!

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