１時間５０００円！？

青森ねぶた祭の期間中、１時間５０００円という高額な料金を設定していた青森市中心部にあるコインパーキングがＳＮＳ上で話題になっています。１時間５０００円って・・・かなり高いですよね！？なぜだったのでしょうか？

通常１時間あたり３００円~６００円

青森市安方のコインパーキング、「パラカ青森市安方第５」では、青森ねぶた祭が開催されていた今月２日から７日までの間、通常は１時間あたり３００円から６００円の料金を１時間５０００円に設定していました。当時、駐車場の入り口や看板にはその旨が表示されていましたが、フェイスブックやツイッター上には表示に気がつかずに利用してしまい、高額な料金を支払った人からの投稿が相次いでいます。

中には「６万５０００円を支払った」との内容の投稿もあり、大きな話題となっています。この駐車場を４０分ほど利用し、５０００円の料金を払ったという熊本から青森に帰省していた女性は、「高額な料金にびっくりしたが車を出すためにしかたなく支払った。気がつかない自分が悪いと言われればそれまでだが、青森のイメージが悪くなるのでこういうことはやめてほしい」と話していました。

この駐車場の管理会社はＮＨＫの取材に対し、「看板や駐車券の取り口に料金を大きく記載しており説明責任は果たしていたと考えている。このため返金などの特別な対応をとる予定はない」と話しています。この駐車場のすぐそばにある提携先のホテルでは、ねぶた祭の期間中も、１泊７００円の料金でこの駐車場を宿泊客に提供していていました。駐車場の管理会社は、高額な料金を設定した理由について「利用客の駐車スペースを確保したいというホテル側からの要望によるものだ」としています。

「見舞い金」５０００円の金券の対応

ホテル側は「金額の設定についてはあくまでも駐車場の管理会社に最終的な責任がある」としながらも、高額な駐車料金を支払った人には、「見舞い金」という位置づけで駐車場の領収証と引き換えに一律５０００円の金券を渡す対応をとっているということです。ホテルＪＡＬシティ青森の上樂宗之総支配人は「表示を見落とす人がいたのは想定外で、来年以降については、対応を見直していきたい」と話しています。

これってぼったくりじゃないの!?

ホテルＪＡＬシティ青森の上樂宗之総支配人は「表示を見落とす人がいたのは想定外で、来年以降については、対応を見直していきたい」と話しています。

市民や帰省中の人たちからは批判的な声が上がっていました。千葉から帰省中の３０代の会社員の男性は「１時間で５０００円はさすがに高すぎる。もう青森に来たいと思わないのではないか」と話し、６０代の市民の男性は「入り口にもっと大きく料金を掲示したり、係員を立たせたりして、知らずに車を止める人がでないような工夫をする必要があったと思う」と話していました。
ツイッター上では、「１時間５０００円は高すぎる」とか、「ねぶた祭りに行った思い出は駐車場にぼったくられたってことだけになりそう」などと批判的な意見が相次いでいます。

しかし一方で、目立つように料金の掲示がされていれば、料金をいくらに設定してもよいのではないかという意見や、２年後の東京オリンピック・パラリンピックの期間中に都内で同様のことが起きることを懸念する声も上がっていました。

まとめ

これは、かなり痛い出費になったのではにでしょうか・・・。皆さん、これから有料駐車場を利用する場合は、必ず利用料を確認しましょう。