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北海道No.1コンビニ「セイコーマート」に大手コンビニが勝てないワケ


セイコーマートは北海道ではどんな大手コンビニよりも有名で身近なコンビニです。大手コンビニが北海道へやってくる前よりも北海道に溶け込んでおり、また北海道民のニーズをどこよりも深く汲み取れるのでなかなか他の都府県でNo.

1の売り上げを誇っていても北海道ではセイコーマートには勝てないのです。

 


写真:yorimichi.airdo.jp

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理由は色々あります。まず有名なところとしては品数が多いところでしょう。惣菜などをはじめとする食料品はどこのコンビニよりも先にセイコーマートが行っていました。店内調理や生鮮品の取り扱い、プライベートブランドなど今ではどこのコンビニでもやっていることをセイコーマートは既に先行して導入しています。それだけ先見の明がある企業なんです。日本で一番最初にコンビニという店舗を作ったのは実はセイコーマートですが、ただの先駆者なだけではここまで北海道内でのシェアを維持し続けられないでしょう。point 239 | 1

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写真:wiki.chakuriki.net

他にも、例えば今ではどこのコンビニにもあるコンビニ独自のポイントカードも、セイコーマートではかなり初期から取り入れていました。とある大手コンビニが対抗して北海道専用にポイントカードを作ったものの浸透せずに撤退してしまったこともあります。なお、その後全国区対応にして再チャレンジし、現在ではちゃんと浸透しています。面白エピソードのひとつとして、その北海道限定のポイントカードを東京のコンビニで提示したところ、店員さんが困惑してしまったというのがあります。もちろん導入地域外ですのでポイントの適用はされませんでした。point 333 | 1

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写真:hotpepper.jp

また、セイコーマートは元が酒屋さんなだけありお酒の販売に強いのも特徴です。小さなスーパーマーケットのような取り扱い商品の多さがセイコーマートの強さの秘密です。セイコーマートは賞味期限の近い商品を値引きしていきます。初期から生鮮品を販売しているからか当然のように取り入れられていますが、コンビニでは基本的に値下げをしない時代からスーパーマーケットのような販売形態を導入していたのです。

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写真:4travel.jp

ちなみに今現在コンビニといえば24時間営業が当たり前になってきていますが、セイコーマートは地域によって開店時間、閉店時間を使い分けています。夜中に誰も来ない地域で24時間お店を開けていても売り上げは上がりませんしむしろコストばかりがかかります。そういった臨機応変な対応をしているのもセイコーマートのすごいところです。24時間営業が当たり前な地域から来た人はさぞかし驚くことでしょう。

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写真:Wikipedia

セイコーマートのプライベートブランドの安さは畑から自社生産なところにあります。業者を仲介するコストがかからない分惣菜の値段が安く販売できています。農業に強い北海道だからこそできる技です。ちょっとした惣菜なら大体100円とワンコインで買えてしまうのでお手軽さがあります。価格は重要な要素です。東京など最低賃金の高い首都圏基準の価格では北海道民的には高いんです。その点、セイコーマートは出店のほとんどが北海道なために価格の基準が北海道です。道民のお財布に優しいところもセイコーマートが北海道No.point 314 |

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1の理由でしょう。いくら大手コンビニが対抗したくても、全国均一の価格を北海道だけ下げるということはできません。point 55 | 1

 


写真:noboribetsu-spa.jp

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どこのコンビニも店員の質は基本的にバイトが多いでしょうしそこまで変わらないでしょう。流通経路は交通網が発達している北海道外の方が優秀でしょうし、むしろ町と町の間が遠く離れている北海道は確実に不利です。人口も都会よりずっと少ないです。それでもセイコーマートが北海道内で確固たる地位を持っているのは普通のコンビニとは違う独自性を現在も貫き通しているところが大きいのでしょう。

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