3月22日、報道番組『報道ステーション』（テレビ朝日系）のウェブCMがYouTubeなどで公開されたのですが、その内容がネット上で物議を醸しています！！
この日、番組の公式ツイッターでは、《【報ステ WEB用CM作りました】『より深く、よりカラフルに』今後とも #報ステ を何卒よろしくお願いします》との告知とともに15秒の動画を公開。
CMには「これは報道ステーションのCMです」というテロップから始まり、若いOL女性が仕事から帰宅するシーンが描かれていました。
またYouTubeに公開された30秒バージョンでは、その女性は画面に向かって「なんかリモートに慣れちゃってたらさ、久々に会社行くと変な感じしちゃった。会社の先輩、産休明けて赤ちゃん連れてきたんだけど、もうすっごいかわいくって、どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかいって、スローガン的に掲げてる時点で、何それ、時代遅れって感じ」などと笑顔で話しかけています。point 297 | 1
さらに、「それにしても消費税高くなったよね。国の借金って減ってないよね？」などと、不満を口にする場面も。そして女性の顔の上に表示された「こいつ報ステみてるな」という大きなテロップで締めくくられています。
このCMを見た人たちからは《意味不明。ジェンダー平等の意味がわかってないのか、意図的に歪めようとしているのか、なんかイラつく》《なんでわざわざ誤解を招くようなCMつくるんだろう。コメント受け付けない時点で炎上商法かなと思う》《若い女性＝無知って感じがして、バカにされてる感ハンパない。ってか、〝どっかの政治家〟って言うよりも、この報ステのCM作った人の方が時代遅れな気がする》など批判の声が続出。point 252 | 1
一方で、《「ジェンダー平等」はすでに取り組まれていないといけない問題で、今更スローガンに掲げているようでは遅いよね、という意味じゃないの？ これを「考えが古すぎる」と感じるのは、受け手側の読解力不足では？》《ジェンダー問題について語ること自体、何を今更？っていう意味でもはや時代遅れ、という風に受け取りましたが、違うんでしょうか。この程度のことで、女性蔑視とかいう人が、1番女性という存在を型にはめてると思う》といった声も。point 212 | 1
このCMは大きな騒動に発展し大炎上。現在削除済みとなっています。番組は〝政治家のジェンダー平等〟という発言自体が時代遅れだと訴えたかったのかもしれませんが、言葉の表面だけ捉えているとし炎上してしまったようです。
また、CMは海外からは見られないように設定されていたため、当初から批判を受けることをあらかじめ想定していたのではとも言われています。
この騒動をうけ、『報ステ』は24日にツイッターを更新し、《ジェンダーの問題については、世界的に見ても立ち遅れが指摘される中、議論を超えて実践していく時代にあるという考えをお伝えしようとしたものでしたが、その意図をきちんとお伝えすることができませんでした》とコメント発表。
このコメントに対して《意図が伝えられないって報道としてどうよ》とのツッコミも寄せられ、謝罪文を発表したものの、しばらく批判は収まらないかもしれませんね…。