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【独裁者】ヒトラーが過ごした最期の24時間が報じられ世界で話題に!!


20世紀最後の独裁者アドルフ・ヒトラー。没後70年という年月が流れても、彼の犯した大罪は未だ色褪せる事はないだろう。多くの命を奪った独裁者の最期について記した最新刊『Hitler’s Last Day』でヒトラーの最期の足取りが伝えられ話題になっている。1939年9月にドイツがポーランド領内に侵攻して始まったといわれる第二次世界大戦。以来、激しい戦闘を続けたドイツ軍は1945年の春には崩壊寸前の危機を迎えていた。

ヒトラー最後の瞬間


写真:history.monovtube.com

●1945年4月20日
ヒトラー56回目の誕生日。この頃、旧ソ連軍の先鋒がベルリン郊外に侵攻。この数ヵ月前からヒトラーはベルリンの地下壕(フューラーブンカー)に恋人のエバや側近らと潜伏し、最期の指揮を執っていた。戦線から悲惨な報告ばかり受けていたヒトラーの手は常に震え、絶えず癇癪を起こすようになっていく。22日、初めてドイツの敗北を認め、28日には側近であったヒムラーがナチスを裏切り、連合国と休戦交渉を始めた事を知り、ヒトラーは怒り狂う。point 303 | 1

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写真:karapaia.com

●4月29日 午後2:00
ヒトラーは数時間前に結婚したばかりのエバと2人の秘書たちと昼食を共にしている際「私は生きていようが死んでいようが、敵の手中になど落ちない」と言い、死体は必ず焼くようにと命令した。ヒトラーは「一番良いのは、銃を口に咥えて撃つことだろう。一瞬で頭蓋骨が粉々になり、何が起こったかすら気付かないはずだ」と呟いた。エバは「死ぬのなら美しいままで死体になりたい。私は毒を飲むわ」とは言ったものの、薬物によって痛みが長く続く事を怯えていたようだ。そんな彼女にヒトラーは服毒後、ほんの数秒で死ぬ事を説明して安心させた。point 330 | 1

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●4月29日 午後3:00
配電盤室の反対側のトイレで医師の1人、ハーゼは青酸カリが実際に効くか試すためにヒトラーの愛犬に青酸カリを飲ませた。死骸は官邸の庭園に運ばれ、射殺されたもう一匹の愛犬ウルフや小犬たちと共に埋められた。

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写真:bunshun.jp

●4月30日 午前12:30
僅かな期待を込めてドイツ軍へ伝言を送るが、その返信はどれもヒトラーの希望を打ち砕くものばかりであった。ヒトラーはすすり泣き、「ドイツは敗北した。もう終わりだ」と完全敗北を認めた。

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●4月30日 午前1:30
約25人の使用人たちが地下壕へ呼ばれ、ヒトラーからこう告げられた。「ソ連軍に捕らわれるなら自ら命を絶つ。私は博物館の展示品となって人目に晒されたくない」。そして従者たちと握手をしながら、彼らの功労と忠誠に感謝の意を述べた。

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写真:history.monovtube.com

●4月30日 午前2:00
ナチスの医師の1人はこの時のヒトラーの顔を「目は充血しており、手足は震え背中が曲がり、明らかにパーキンソン病を患っている様子だった」と記している。

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●4月30日 午前4:30
遺書に自らのサインを済ませたヒトラーは地下壕で床についた。

●4月30日 午前6:00
ヒトラーはドイツ軍が完全に包囲されたと知り、どれくらい持ちこたえられるかを聞くと、部下は「最高でも20時間または24時間です」と返答した。

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●4月30日 午前7:00
エバは最後にもう一度太陽を見るため、官邸の庭園へと急いだ。庭園は砲撃により破壊され、空は戦火の煙に覆われていた。30分後、ヒトラーも庭園へ向かったが、地下壕の階段を上った所で一層激しさを増す砲撃の音を聞き、ヒトラーは扉を開けずに来た道を引き返した。この後、彼らは最後の昼食を終えて再度、従者たちに別れを告げ、午後2:30頃に個室へ入室。

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写真:golden-zipangu.jp

●4月30日 午後3:30
銃声が響いた数分後、部下たちは書斎のドアを開けて2人の死体を確認した。両者共にソファーに腰掛けてはいたが、ヒトラーは銃で頭を打ち抜き、その頭はテーブルにうつ伏せになっていた。エバは外傷がなく、青酸カリを服用して死亡したと見られる。

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ヒトラーの死後の仮説


写真:toshidensetsuu.com

ヒトラーの死後については、「死体が燃やされ、見つからなかった説」「あれは本人ではなく替え玉であり、戦後も生存していた説」や「旧ソ連軍が掘り起こし、公文書館で保管していた説」などさまざまな説が飛び交っている。今回発表された『Hitler’s Last Day』もその多くの説のひとつに過ぎないだろう。しかし、ヒトラーの偏った思想のために奪われた多くの命を、愚かな戦いを風化させない為にもこの様な情報が発信され続ける事は人類にとって必要なのではないだろうか。point 312 | 1

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