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沖縄の洞窟・チビチリガマの歴史を踏みにじった少年達の行動が呆れる!


2018年4月7日、73年前の沖縄戦で住民83人が集団自決に追い込まれた沖縄県読谷村(よみたんそん)の洞窟であるチビチリガマで慰霊祭がありました。昨年9月に、地元の少年らが洞窟内の遺品を破壊する行為があったのですが、その事件後、初めての慰霊祭でした。そんな地元の少年らがチビチリガマで行った不謹慎な行動が「呆れる」と話題になっています。

73年前の事件の痕跡が残っているチビチリガマ

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読谷村観光協会

1945年4月1日、太平洋戦争末期の沖縄県読谷村にアメリカ軍が進軍を開始し、沖縄住民は爆撃が襲ってくるたびにガマ(自然壕)へ逃げ込んでいました。多くの住民が竹槍を唯一の武器として、ガマから飛び出して突撃、アメリカ兵が容赦なく殺してしまった事件。さらに、チビチリガマへ入った約140人のうち、83人もの人が自ら命を絶っていまったという悲しい事件が起こった読谷村には、ガマの入り口に世代を結ぶ平和の像、千羽鶴、骨壷などが現在も眠っています。point 297 | 1

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琉球新報

チビチリガマの歴史を踏みにじった少年達の呆れた行動

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帝都を歩く

そんな悲惨な歴史があるチビチリガマで2017年9月、地元の少年達が呆れた行動を起こします。沖縄県中部在住の16歳、18歳、19歳の無職の少年と、17歳の型枠解体工の少年は、2017年9月、ガマの入り口の看板を引き抜き、チビチリガマの中に眠る遺品たちを破壊し、さらに骨壺などを割って遺灰を散乱させるという非常に罰当たりな行動を起こしました。point 303 | 1

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google

これが明るみになり、結局少年達は器物破損容疑で逮捕され、保護観察処分となりました。その人間としてあるまじき行為を行った少年達ですが、このようにチビチリガマを荒らした理由というのがなんと肝試し。さらに、彼らは、チビチリガマの歴史そのものを知らなかったそうです。学校側が教育をきちんとさせていないのか、それとも単に少年達の勉強不足なのか…いずれにしよ、そこは論点ではないと思いますね。point 246 | 1

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琉球新報

少年達は、捕後すぐに謝罪文を書きました。おそらく周りの大人達に書かされたのでしょうけど、つたない文章で謝罪文を出しています。2017年12月上旬には少年達がチビチリガマの遺族の方々とガマの前で面会し、うつむいたまま「こんなことをして大変申し訳ありませんでした」と謝罪。2018年1月下旬には、彫刻家・金城実さんの指導の下、少年たちは3日間かけて自分たちが壊した野仏の頭部や腕を制作し、ガマの歴史を改めて学習しました。point 262 | 1

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