衆議院の細田議長が旧統一教会との接点を書面で公表しました。2019年に行われた教団の関連団体のイベントや2018年に行われた国際勝共連合の大会など4つの会合やイベントに出席したとしたほか、地元の関係団体が選挙で細田氏を支持するとの意向を示していたことなどを明らかにしています。
一方で、細田議長からの反省の言葉はなく、野党側は納得していません。2018年から2019年にかけて関連団体の国際会議など4つのイベントや会合に出席し、挨拶したことを認めた細田議長。2019年には関係団体の出版物に掲載するとしてインタビュー取材も受けたほか、去年6月の日本・世界平和議員連合懇談会では名誉会長に就任したとしています。
さらに、選挙では教団の関係団体からの支持を受けたことなども明らかにしています。これについて細田氏は「今後、社会的に問題があると指摘される団体等とは関係をもたないよう、適切に対応してまいりたい」とする一方、反省の言葉などは記していません。
これには立憲民主党の安住淳国対委員長も、 「新しい事実は全くなかったということは残念であります。生の声で(細田)議長からお話を聞けると思っておりましたけども、紙ぺら1枚出して、これで『はい、さようなら』はないですよ」などと非難。
野党側は、来月3日から行われる臨時国会で、細田議長と旧統一教会との関係について徹底的に追及する方針だとしています。細田氏はこれまでも、旧統一教会側との関係が指摘されてきたが、自民党調査では衆参両院の議長は対象から外れており、説明を避けてきたためネット上でも批判が殺到しています。
「細田氏が衆院議長に就任して、自民党が”自己点検”の対象としないと説明した時から何かあるとは思っていましたが、やはりという感じです。」
「統一協会と議員の接点や関係を探るより、まず統一協会及びその関連団体がどのような事をしているか、またそれが許容される範囲か否かをもっとあからさまにして精査したうえで、では当該団体と議員の関係が適切であったのかどうかを判断するのが順序だと思うのですが。そうした手順の後、当該団体と議員の関係で弾劾すべきかどうかの事象があれば、それを議論するのが適当だと思います。」
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