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新潟女児殺害事件の初公判に遺族「最も重い刑に」と怒りのコメントを発表


悲痛な事件で世間を驚かせた昨年5月。新潟市西区で下校中の小学2年の女児を殺害し、遺体を線路に遺棄したとして殺人や強制わいせつ致死など7つの罪に問われた小林遼(はるか)被告(25)の裁判員裁判が8日、新潟地裁(山崎威裁判長)で始まりました。

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時事ドットコム

起訴状によると、小林被告は平成30年5月7日、新潟市西区の路上で下校中だった女児の背後から軽乗用車を衝突させて車で連れ去り、車内でわいせつな行為をした上で、首を絞めて殺害し、JR越後線の線路に遺体を放置して列車にひかせて損壊するなどしたとされます。同地裁が同日公表した公判前整理手続きの結果によると、小林被告側は殺意のほか、強制わいせつ致死罪が成立するかについても争うことになります。公判は計9回の予定で、今月22日に論告求刑があるとのことです。point 280 | 1

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交通事故弁護士相談広場

裁判が始まる前に女児の遺族は6日、弁護士を通してコメントを発表しました。「判決がどのような結果になったとしても、娘が戻ってくることはなく、私たちの悲しみは裁判の前も後も何も変わることはありません」と訴え、「娘の命と私たちの幸せを奪った被告を許せるはずがなく、法律で定められた最も重い刑にしていただきたい」と、容疑者に対し怒りをあらわにしています。point 234 | 1

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google image

事件を振り返ると、2018年5月7日午後3時すぎ、友人数人と一緒に下校していた女児は、途中で友人と別れ一人で自宅に向かう途中、行方が分からなくなりました。そこで、心配した家族が同日午後5時ごろ「娘が帰らない」と警察に通報し、捜索を依頼。7日午後10時半ごろ、現場付近に差し掛かったJR越後線の列車の運転士が、線路に横たわっていた女児を発見したものの急ブレーキが間に合わず跳ねてしまったとみられています。遺体の発見場所は自宅から百数十メートルの距離でした。point 288 | 1

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朝日新聞

司法解剖の結果、死因は窒息と判明しており、捜査関係者は、女児がはねられる前に別の場所で殺害された上で、線路に放置されたとみて捜査していました。すると14日、死体遺棄・損壊容疑で、女児の自宅近くに住む会社員小林遼容疑者を逮捕。小林容疑者は電気工事士で、事件当日は仕事を休んでいたといいいます。また、警察の調べに対し、「下校中の女児を後ろから軽乗用車で偶然はねた」と容疑を認めましたが、殺害については「泣いたのでパニックになり、車に乗せて首のあたりを絞めた」と関与を認めたものの、殺意はなかったという趣旨の供述をしていました。point 315 | 1

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TRINITY

小林容疑者は曖昧な供述が多く、計画的な犯行であったかも争点となりそうです。裁判で真相は明らかになるのか、判決は12月4日に言い渡されます。以下、遺族の裁判に関するコメント全文です。

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娘が亡くなってから1年半が経過しました。あの日から私たち家族の時間は止まったままです。判決がどのような結果になったとしても、娘が戻ってくることはなく、私たちの悲しみは裁判の前も裁判の後も何も変わることはありません。

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娘の命と私たちの幸せを奪った被告人に対しては許せるはずがなく、法律で定められた最も重い刑にしていただきたいです。

裁判官、裁判員には今回の裁判で何が本当のことかをよく見極めていただき、適切な判断をしていただきたいと考えております。  裁判の報道に当たっては、私たちが平穏な生活を送れるように特段の配慮を強くお願いしたいです。

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