元大阪市長の橋下徹氏(50)が8日、カンテレ「お笑いワイドショー マルコポロリ! 元大阪市長ぶっちゃけSP」(正午)に出演。
07年の大阪府知事選の際、「2万%出ない」と言っときながら出馬した経緯についてなど、当時を振り返りました。
ことの始まりは一本の電話だったといいます。
声の主は関西経済界の重鎮、堺屋太一氏。
会談の席が設けられることになり「いいかい、橋下くん。鎌倉時代を作った源頼朝は源平合戦で…」と“歴史小説物語”を堺屋氏から延々と聞かされたという橋下氏。
さらに、芸能界からも「大阪のために」と背中を後押ししてくれた人が多くいたようで、
やしきたかじんさんからは、「収録していた番組3本、全部ボツでええ。その分は生放送でやる。だからイチかバチか挑戦してみぃひんか」。
辛坊治郎キャスターからは、「番組より大阪の方が大事、局が損害賠償なんか請求するわけない。立候補の自由は守られている」。
島田紳助さんも「大阪のことを考えるのが先や」と、男気を見せられたといいます。
そうして、橋下氏は当時を振り返りながら、
「あの堺屋先生から直々に口説かれていると思うと正直、どーんと重いものを感じました」と語りました。
橋下氏が出馬を決断したのは知事選の1カ月前だったといいます。
橋下氏は「知事選て甘く考えてましてね。大阪府知事選は東京都知事選に次ぐ大型選挙なんです。知事選は700万人が相手で。ポスターも何万枚とはらなければいけない」と政界への大変さを述べました。
さらに、「僕、ぜんっぜん友達いないので」と話を切り出し、
とりあえず高校時代、中学時代の同級生に連絡をとった橋下氏は、
「事務所に来てくれ、選挙に出ようと思ってるから」と事情を話したそうです。
こういったエピソードを展開する中、同番組のMCの東野幸治が、
橋下氏に選挙の呼びかけに何人集まったのかを尋ねると、
橋下氏は「4人です」と答えて爆笑を誘い、「自治会の夏祭りもできない規模」と、集まった数の少なさに共演者から笑いが起こりました。
初めて政界入りした当時を振り返り、政界への難しさを語った橋下氏に、
ネット上からはこんなコメントが寄せられています。
「橋下さんは、なんのかんので発信力があって面白い政治家だった。意見については同意できるところ、できないところはあったけど。でも世の中のドンヨリとよどんだ部分をかき回して、風通しよくする力があったことは確か。そのうち、またリターンして政治家になってくれることを期待してます。」
「今の日本に必要な政治家だと思う。言いたいことズバズバ言える行動力は凄いと思うが自民党と維新が与党連立を行わないと国会議員にならないと思う。まだ若いのでチャンスはあると思う。」
「タモリさんの「友達は少なくてもいい」という言葉を思い出した。
友達より大事なのは親友で、草なぎ剛さんや笑福亭鶴瓶さん達がいればそれでいいし、天国からタモリさんを見てる赤塚不二夫先生とかを想う事の方が楽しいだろうし。」