長谷川京子さん(40)主演のドラマ『ミストレス~女たちの秘密~』(NHK総合)の第5話「誤算」が17日放送され、長谷川さん演じる柴崎香織と、若手俳優の杉野遥亮(23)さん演じる木戸貴志とのラブシーンが「過激すぎる」と話題を集めています。また同ドラマは、2008年から放送されたイギリス・BBCのドラマ『ミストレス~愛人たちの秘密~』のリメイク版で、視聴者の間では「日本人が演じると重い」「生々しくて昼ドラにしか見えない」などドラマへの不評の声が多くあがっています。
ドラマ『ミストレス~女たちの秘密~』は、長谷川さんを始めとして、女優の玄理(ひょんり)さん、大政絢さん、水野美紀さんの4人の女性が過酷な現実と向き合いながら、幸せを追い求める姿を描くストーリーとなっています。オリジナルが放送されたイギリスではあまりにも話題となったため、次々とアメリカや韓国でもリメイクされました。
前回放送の第4話で、シングルマザーの野口友美(水野)は娘のいない間に、意中の相手を家に誘い、自分の勝負下着を見られて恥ずかしい思いをしながらも、相手と打ち解けて両想いとなります。そして主人公の内科・心療内科医柴崎香織(長谷川)は、死んだ不倫相手の息子・木戸貴志(杉野)から告白され、誘いを一度は拒みますが、キスを受け入れてしまうという衝撃の展開となりました。
すると、この放送を受けて、視聴者からは「不倫相手の息子に手を出すとかありえない!しかも相手大学生だし」「友美の勝負下着のくだりが痛すぎる」「大政絢の相手役が篠田麻里子とか無理がある。もっと実力ある女優さんを起用してほしい」「イギリス版は見やすいんだけど、日本人がやると重いし、ただの昼ドラに見えてしまう」など、クレームが相次ぎました。
この視聴者の反応にドラマライターはこう推察しています。
「本作では、あまりに現実離れした展開が話題となっています。設定はほとんどオリジナル版と同じですが、キャストを日本人にしたことで、生々しさが前面に出てしまったのでしょう。また、韓国版ではR指定が出るほどの過激な内容となっています。オリジナル版や、過去のリメイク版を知るファンは、物足りなさも感じているようです」
さらに、今回放送された第5話でも衝撃のラストを迎えます。香織(長谷川)は、貴志(杉野)に図らずも好意を抱いてしまい、前回のラストシーンで、「会うのは最後にしよう」と濃厚なキスで別れを告げていました。しかし、貴志への未練は募るばかり。
そこへ元彼である小田切(蟹江一平)から復縁を迫られ、貴志への思いを断ち切ろうと連絡先を削除した瞬間、玄関にいないはずの貴志の姿がありました。「どうしてもあなたのことが忘れられなくて」という彼を香織は抱きしめ、「私を一人にしないで」と、玄関先で唇を重ねます。
やがて2人はベッドへ向かうという、前話に続きラスト間際に求め合う過激なシーンにSNS上では「過激の域超えた」「最近のNHKの性表現は開放的になってますね。子供には見れないようにスクランブル機能を付けてはいかがでしょう。 技術的には可能ですよね。」「これただのA○やろ」などの指摘が多く見られました。
次回の展開も気になりますが、NHKへの不信感も募るばかり、今後の放送で挽回できるのでしょうか。