大ぶりで肉厚、芳醇な香りと味わいが特徴の貝と言えばはまぐりです。ひな祭りのお吸い物としても欠かせないなど、単に美味しさだけでなく縁起物としても人気があります。そんなはまぐりですが、スーパーなどで買ってそのまま食べることはできません。十分に塩抜きしてからでないと、ジャリッとした砂が残ってしまい、せっかくの美味しいはまぐりが台無しになってしまいます。上手に砂抜きするためにはどうすれば良いのか、裏技レシピを知っておくと便利です。
はまぐりは砂抜きしなくても食べられる?
写真:Goo ブログ
はまぐりは毎年2月から3月が旬の食べ物で、この時期になるとスーパーなどでも頻繁に見かけるようになります。最近はこういった場所で売られているはまぐりの場合は既に砂抜きしてあることが多く、特に何もしなくても美味しく食べられることもあります。ただ、全てのスーパーや商品で砂抜きしてあるとは限らないので、ハッキリと砂抜き済みと表記されていない場合は念のために砂抜きしておいた方が良いでしょう。せっかく美味しく食べている最中にジャリッとしてしまうと、何とも残念な気持ちになってしまいますよね。売られているものですら確実ではないので、潮干狩りなどで自分で採ったものは必ず塩抜きする必要があります。
写真:食べログ
元気で新鮮なはまぐりほど活発に海水を吸い込んで活動しているため、砂を溜めこんでいる可能性が高いのです。アサリなど他の貝類と比べると、はまぐりは数倍もの大きさがあります。それだけ吸い込んでしまう砂の量も多くなり、砂抜きしないまま食べてしまえば不快な思いをすることが多くなると言えるでしょう。美味しく食べるためには、面倒ではありますがしっかりと砂抜きをすることをおススメします。ただ、砂抜きは時間も手間もかかる面倒な作業なので、できれば裏技レシピを使って楽に作業を終えたいところです。裏技レシピにはどんなものがあるのか、知っておきましょう。
はまぐりの塩抜き方法
写真:Imgrum
通常、貝の砂抜きを行う場合は数時間水に浸け、何度も水を交換するなどの手間がかかります。しかし急いでいる場合や少しでも楽に砂抜きしてしまいたい場合は、次の裏技レシピを試してみると良いでしょう。まず大きなボウルを準備し、そこにザルをセットします。50度くらいに温めたお湯と一緒にはまぐりを入れ、そのまま15分ほど放置します。時間が経ったらぬるま湯を準備し、その中でこすり合わせるようにして洗いましょう。たったこれだけで、何時間も水に浸けた時と同じように貝の中の砂を抜くことができるんです。これだけ短時間でできるなら、料理する直前に砂抜きし忘れた!と慌ててしまうこともありません。
写真:楽天レシピ – 楽天市場
非常に簡単な作業なのですが、うまく砂を抜くためにはコツもあるので覚えておきましょう。まず、ザルに貝を入れる時は貝同士が決して重ならないようにします。重なったままにすると、上にある貝がせっかく吐いた砂を、下の貝がそのまま吸い込んでしまう可能性があります。これでは意味がないのですが意外と多い失敗なので、注意しておきましょう。また、50度のお湯に浸している間は、できるだけ温度が変わらないように気を配りましょう。時間が経つと自然とお湯が冷めていってしまうので、ポットなどで50度より少し低い温度にしたお湯を準備し、温度が下がってきたら継ぎ足して温度をキープしてください。温度が上がりすぎるとせっかくの旨味が流れ出してしまうので、50度を大きく超えないように注意しておきましょう。
まとめ
写真:ワインと料理のマリアージュ〜〇〇に合うワイン
このように、普通なら何時間もかかる面倒な塩抜きも、50度のお湯を使うだけでわずか15分で済ませることができます。温度をキープするという手間はかかりますが、かなり時短できるので忙しい時でも非常に助かります。お吸い物や焼きはまぐり、バターや酒蒸しなど美味しいレシピがてんこ盛りの素材なので、しっかり砂を抜いて美味しく頂きましょう。この裏技レシピを知っていれば急遽料理したい時でも便利なので、覚えておくことをおススメします。