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「元気でいる」どこかで生きているはずの17歳少女の遺体が発見された謎とは


2006年から行方が分からなくなっていた野添希望さん(当時17歳)の一部白骨化した遺体が、鹿児島市の山林で見つかりました。8月に遺体が発見された後、死体遺棄容疑で捜査していた鹿児島県警は、9月25日に詳細を発表。法解剖の結果、死後数か月から1年程度であることがわかっていて、県警は不明後の約13年間の足取りを調べているとのことです。

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NHK NEWS WEB

遺体は8月13日午後、鹿児島市吉野町にある薩摩藩主・島津家の別邸「仙巌園(せんがんえ)」近くで、園関係者が発見。「人骨のようなものがある」との110番通報を受け、警察が山中で一部が白骨化した遺体を土の中で見つけました。遺体が発見された当時、近隣の住民に取材を行ったところ「もうびっくりしてですね。寝耳に水という感じ。なんかぞっとしますよね。平和な街というかどういう状況なのかもわからない」と困惑した様子を見せていました。point 270 | 1

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FNN PRIME

家族は野添さんが犯罪に巻き込まれた可能性があるとして県警に捜索願を届け出ていました。しかし、野添さんの携帯電話から家族に「元気でいる」と言う内容のメールが複数回届いていたそうです。そのため、親族の女性は記者の取材に対し、「おとなしく、勉強もできる子だった。どこかで誰かと一緒に生活していると思っていたのに。こういうことになって苦しい」と目頭を押さえながら語りました。point 241 | 1

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FNN PRIME

県警などによると、野添さんは同県志布志市に住んでおり、2006年4月、夜に家から出て行く物音を家族が聞いたのを最後に行方がわからなくなっていました。行方不明となった当時は県立高校3年生だったということです。遺体が見つかったのは、自宅のあった志布志市から直線距離でも約45km離れた鹿児島市内でした。さらに、遺体発見現場は、大通り沿いの山の中ではあるものの、地元の人でもなかなか立ち入ることはない場所だと近隣の住民は語りました。point 271 | 1

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近隣住民:「中の方に入れるとかもあまり考えない。ここも駐車場の行き来だけ。」

記者:「山の中に入ることは?」

近隣住民:「ないですね」

FNN PRIME

行方不明となっていた野添さんはなぜ遺体で見つかったのでしょうか??DNA型鑑定や歯の治療痕から野添さんと特定されましたが、目立った外傷はないため死因は不明だということです。遺体は何者かに埋められたとみられ、県警は殺人容疑も視野に捜査を進めています。

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リクナビnextジャーナル

また、専門家によると遺体が死後1年経っていることについて「大事なことは(死後)1年というところで、日本は殺人に対しては時効がないけれども、死体遺棄の場合は3年で時効というのがあるんですね」(近畿大学 巽信二教授)と、未解決のまま事件が終わってしまうのではないかと不安視しています。すでに時効が迫ってきてる中、変わり果てた姿で発見された野添さんに、遺族は代理人弁護士を通じて「驚きと深い悲しみに包まれています。警察の捜査を見守っていきたい」とコメントを発表しています。point 295 | 1

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