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「おねがい、もうゆるして」結愛ちゃん虐待事件で母親が涙の初公判


2018年3月、東京都目黒区のアパートで船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5歳)が虐待を受けて死亡した事件。9月3日に、保護責任者遺棄致死罪の疑いで逮捕された母親・優里被告(25)の初公判が開かれました。

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この日、優里被告は黒のスーツ姿で法廷に現れ、東京地裁(守下実裁判長)で開かれた裁判員裁判の初公判では、涙ながらに起訴内容を「間違いありません」と大筋認めました。保護責任者遺棄致死罪に問われたことについて優里被告は証言台の前に立つと、言葉を詰まらせながら「夫から報復されるのが怖くて通報できなかった」と訴えていました。弁護側は当時の状況について、「優里被告は雄大被告の暴行を止めようと、泣きながら結愛ちゃんをかばったものの、雄大被告の心理的DVによる支配下にあり、暴行を止めることができなかった」と説明しています。point 314 | 1

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検察側の冒頭陳述によると、優里被告と同じく保護責任者遺棄致死罪で逮捕された父親の無職・船戸雄大被告(33)は、2016年4月に香川県で結婚。結愛ちゃんへの暴行が目立つようになったのは、それから半年あまり経った11月ごろからだったといいます。その後、東京に引っ越した一家は、「引っ越してから結愛ちゃんが亡くなる2018年3月までのおよそ1カ月間、1日に汁もの1杯程度の食事しか与えないようになり、体重が減っていった。結愛ちゃんが夫に顔面を殴られ、おう吐を繰り返していたにもかかわらず、虐待が発覚するのを恐れ、病院に連れていこうとしなかった」と検察側は指摘しました。point 339 | 1

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さらに、結愛ちゃんは雄大被告から殴られたり、ベランダに立たせられたりする虐待を受けていて、亡くなる約1カ月前から結愛ちゃんをほぼ外出させなくしていたといいます。また、しつけとして午前4時ごろに起床させ、息が苦しくなるまでの運動や幼稚園などには通わせず、毎朝、独学で平仮名の書き取り練習をさせていたことがわかっています。その結愛ちゃんのノートからは、両親に許しを請うような内容の手書きの文が見つかっています。point 261 | 1

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「もうパパとママにいわれなくてもしっかりとじぶんからきょうよりもっともっとあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします

ほんとうにもうおなじことはしません ゆるして きのうぜんぜんできてなかったこと これまでまいにちやってきたことをなおします

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これまでどれだけあほみたいにあそんでいたか あそぶってあほみたいなことやめるので もうぜったいぜったいやらないからね ぜったいぜったいやくそくします」

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死亡した結愛ちゃんの顔や体には殴られたようなあざがあり、体重は5歳児の平均にはるかに及ばない12kgほどしかなく、同年齢の平均の約20キロを8キロ下回るほど極度に痩せ細った状態だったといいます。結愛ちゃんが軟禁状態にあった部屋と浴室周辺からは、結愛ちゃんの血痕も見つかっているとのことです。point 148 | 1

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起訴状によると、優里被告と雄大被告は共謀し、極度に衰弱していた結愛ちゃんに医療措置を受けさせず放置させた上で、3月2日に肺炎による敗血症で死亡させたとしています。結愛ちゃんが死亡した日の状況について、「優里被告が添い寝して楽しかった思い出を話して励ましたが、衰弱して亡くなった」と優里被告は話しているということです。point 228 | 1

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そこで、弁護側は「罪の成立は争わないが、雄大被告の心理的な支配下にあり逆らえなかった」と述べ、従属的な立場にあったと主張しました。さらに、結愛ちゃんが暴行される場面を優里被告は直接見ていなかったとしています。事件では、雄大被告も保護責任者遺棄致死と傷害の罪で起訴されていますが、10月1日に初公判が開かれる予定だということで、このニュースを知った人々から怒りの声が続出しているなか、雄大被告は何を語るのか関心が寄せられています。point 272 | 1

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