高田川部屋所属で西三段目82枚目の力士・勝武士さんが5月13日、新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全のため死去したことが発表されました。
同日放送の『直撃LIVE グッディ!』でもこのニュースを大きく取り上げていたのですが、その中で伝えられたテロップ表現が、視聴者の間で物議を醸しているようです。
同番組では勝武士さんが体調不良を訴えてから死去するまでの経緯をフリップで紹介。
フリップには、勝武士さんが先月4、5日に38度台の発熱があったものの、保健所には電話が繋がらず、近隣の複数病院には受け付けてもらえなかったことや、
8日の夜になって受け入れてもらった都内の大学病院で簡易検査を受け、陰性と判断されたことなどが記されていました。
その翌日、9日に症状が悪化して別の大学病院へ転院。
19日からはさらに病状が悪化したため、集中治療室で治療を受けるも、13日に亡くなってしまったと紹介されていたのでした。
しかし、問題となっているのは同番組の右上に表示されていたテロップの表現だったのです。
勝武士さんは症状が悪化するも搬送先の病院などが決まらなかったため、「病院たらい回しか 感染の28歳力士 死去」と記されていたのですが、これについて視聴者からは批判的な声が殺到…。
「受け入れたくても受け入れられない医療機関もあっただろうしたらい回しは違う」
「対応できないこととたらい回しをごっちゃにしないで」
「4月上旬は感染者数が一気に上がった頃。医療機関が悪いみたいに言わないで」といった声が上がっていたのでした。
ちなみに、このテロップの表現については、別室からモニター出演していた女優の生稲晃子がフォローしており、
「病院側も、受け入れたくなくて受け入れなかったわけじゃなくて、大変な状況だったってこと。たらい回しって言うとイメージがあれですけど、本当にみなさん頑張っているときに勝武士さんがこの時期にたまたまコロナになってしまったということで……」とやんわりと否定。
番組のテロップの表示は、医療関係者への配慮がないともとれる表現だったため、視聴者からは批判的な声があがったのでしょうね…。
改めて勝武士さんのご冥福をお祈りいたします。
28歳という若い力士がコロナに感染して亡くなってしまったことには大きな衝撃を受けましたね。
国内で20代の死者は初、日本のプロスポーツ選手としても初の死亡となった模様です。
この病気には治療薬がないというところが非常に怖いですし、誰にどのような症状が出るかがわからないのが、怖いです…。
感染者が減っても油断せず、自分の命は自分で守るしかないですね。