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風船の中で一生暮らし続けた少年、その理由に涙が止まらない!


世の中には難病を持った子供たちが多く存在します。その中でも骨髄移植を待っていたとある少年が、亡くなるまで一生風船で暮らし続けていたといい、その理由に涙が止まらないと話題になっているようです。彼女はなぜ一生を風船の中で過ごしたのでしょうか?

風船の中で一生暮らし続けた少年

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アメリカで生まれたこちらの少年は12年もの間「先天性免疫不全症」という難病にかかっていました。病名の通り、この病気は免疫力が弱いため、その症状が軽くても亡くなってしまう確率が高いそうです。ほとんどの場合、寿命は2歳前後までといわれています。特にこの病気はウイルスだけではなく、空気の中に存在するバクテリアなども致命的です。そのため、両親は「無菌バブル」と呼ばれる、このような風船のようにできたビニールの中で少年を生活させたのです。point 286 | 1

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それから少年はその特殊ビニールの中で成長を遂げることになります。少年の使用する道具も4時間以上殺菌した後に持たせなければなりませんでした。このエピソードは瞬く間に拡散され、少年は通称「バブルボーイ」と呼ばれることに。これを聞きつけたあのNASAも、なんと少年のためにオリジナルの防護服を作ったとされています。point 210 | 1

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NASAのそんな援助もあり、外出できるようになった少年は、初めて見た「バブルの外の世界」にとても喜んだそうです。しかし少年はそれ以降、防護服に興味を無くしてしまいました。それはなぜでしょうか?防護服はかなり複雑な作りになっており、着用するまでが一苦労。さらに「防護服を着ているからといって安全とはいえない」という医者の打診により、わずか5分しか外出できなかったためです。その後、少年はただぼうっとして座っている日を過ごしていたのですが、少年が12歳になった1983年、奇跡のような出来事が起こります。なんと骨髄のドナーが見つかったのです。point 325 | 1

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ついに骨髄のドナーが見つかった少年

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結局、少年はその年の10月に骨髄移植手術を受け、4ヶ月後の1984年2月に初めてバブルの外の世界に出ることができたのです。しかし、多くの人々の期待に反し、その手術は失敗に終わってしまったのです。バブルから出た少年は、それから数時間後に家族の胸の中で短い生涯を終えました。病名は血液のガンの一種である「バーキットリンパ腫」でした。point 237 | 1

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彼は天国へ旅立ちましたが、2歳前後しか生きられないその病気を患っていた中でも12年というかなり長い歳月を送りました。そんな少年の生涯を無駄にしまいと医療陣が動き出したのです。難病といわれていたその病気は、医療陣の貢献により数十年の時を経て、2019年現在は10人中9人は完治できるようになったのです。一生をバブルの中で過ごし、この世を去った少年の一生は、現在も多くの人々の記憶に残されています。point 253 | 1

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