NMB48奴隷契約
NMB48のメンバーが当時の所属事務所である「KYORAKU吉本.ホールディングス株式会社」との間で、奴隷契約を結んでいたことが発覚しました。
ネット生放送「直撃!週刊文春ライブ」にて16日に発表されました。
AKB48などの姉妹グループとなるNMB48ですが、実は他の姉妹グループとは異なる点があります。
それはNMB48のメンバーは全員が吉本興業の関連会社に所属しているということです。
そして週刊文春デジタル取材班は、NMB48に交わされた「専属契約書」の現物を入手したというのです。
そこには次のような条件が記載されていました。
「本契約終了日から起算して2年間は対外的な芸能活動を行ってはならず」
元NMB48メンバーの1人は、「まるで“奴隷契約”ですよ! 2年間も活動を止めたら事実上の芸能界引退です。メンバーも『“フリーター製造機”だね』って自嘲していた」とコメントしました。
これに対し、吉本興業の広報担当者は「NMBの契約書には確かにその条項があります。ですが、それを盾に取って活動を制限したことはありません。今年3月に入った子たちの契約にはその条項がありませんし、相談があれば、それ以前のメンバーも2年縛りはなくしています」と回答しました。
さらに詳しい“奴隷契約書”の内容や元メンバーの肉声などが、さらに公開される予定です。
これらの詳細は6月21日(木)発売の「週刊文春」で報じられる予定です。
専門家の解説
労働問題にくわしい法律事務所のある弁護士は次のように解説しました。
「今年2月に公正取引委員会の有識者会議が報告書を公表し、タレントの事務所移籍を制限するのは独占禁止法違反にあたる可能性があると指摘しました。今後の指針を示した重要なガイドラインと言えます。昨夏に契約トラブルが報じられたタレントのローラさんの場合も2年間の活動禁止条項がありましたが、結局は今年4月に事務所と和解しています。憲法22条(職業選択の自由)に照らして拘束力を有さないという裁判例もある。NMBの契約内容も法的には同様に判断される可能性が高い」
NMB48とは
NMB48はAKB48の姉妹グループとして2010年に結成されました。
「NMB」は「難波」の略で、大阪の難波を拠点に近畿地方で活動しているグループです。
大阪が拠点であるだけに、他の姉妹グループとは異なり、音楽だけでなくお笑いの舞台でも活動をしています。
毎年年末に行われる「AKB48 夢の紅白選抜」、通称「紅白選抜」では、上位16位以内にNMB48のメンバーが4人もランクインしており、任意位の高さがうかがえます。
まとめ
そんな大人気グループの奴隷契約が明るみになった今回の件。
「週刊文春」で詳細が報道されるとのことで、さらに注目が集まりそうです。