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ドイツの焼き菓子「プレッツェル」が日本で人気の理由


8の字型をしていてこんがり焼いたこげ茶色で艶がある表面の「プレッツェル」は、パンのような焼き菓子のような不思議な食べ物です。ドイツでは南部の地方を中心にパン屋さんで売っていて、独特の食感や形が大人気です。毎年行われるビール祭りのときにはビールのおつまみとして屋台で売られていて、小型のものから子供の背丈くらいある巨大なものまでいろいろな種類があります。


写真:eo

 

「プレッツェル」はアメリカにも伝わって、ドイツのようなパンではなくスナック菓子やクッキーとして定着しました。袋入りの小さなものは特に人気があり、日本でもスーパーやバラエティショップ、輸入食品店などで見ることができます。味の種類もいろいろあって、定番の塩味のほかにハニーマスタードやガーリック、オニオン、カレー風味などフレーバー付きは一度食べると病みつきになる味わいです。一口サイズで形もかわいいので、自宅でお酒を飲むときやパーティーのときにも大活躍してくれます。point 292 | 1

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写真:ダイニングプラス

 

ドイツ旅行のとき「プレッツェル」を食べたことがある人はベーグルのような独特のもちもちした食感と、表面に付いている岩塩が記憶に残っているはずです。本場ドイツでは小麦粉とイーストで作ったパン生地を、発酵させて焼く前に水酸化ナトリウムの水溶液に浸して作るので表面が特徴的な茶色になって食感も不思議な感じに仕上がります。焼き立ては表面がこんがりしていて中は粘りがあって柔らかく、塩味も効いているので何個でも食べたくなってしまいます。日本人の味覚にも合っていて、ドイツで食べたあの味が忘れられないという人もたくさんいます。point 323 | 1

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写真:クックパッド

 

ソフトタイプは保存が難しいので賞味期限が短いのがデメリットですが、しっかり焼き上げたハードタイプのものなら何か月も保存することができるので、お土産や常備用にぴったりです。ハードタイプはソフトタイプのパンよりも細めの生地が使われていて、スナック菓子の感覚で食べられます。そのままビールのおつまみにしてもいいし、クラッカーのような感じで好みのディップをつけたりスープに入れたりするのもオシャレです。クッキーのような甘くて柔らかい生地で作られたタイプもあるので、子供も喜びます。point 301 | 1

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最近は「プレッツェル」にチョコレートをコーティングした新しい種類も登場して、ドイツでも話題になっています。塩味の生地と甘いミルクチョコレートが絶妙にマッチして、口の中でとろけるのでつい何個でも食べたくなってしまいます。「プレッツェル」自体は日本のおせんべいのような感じの味なので、子供からお年寄りまで誰もが好きな味なのも人気の理由です。珍しい形が可愛くて、日本茶ともよく合います。

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写真:カルディコーヒーファーム 公式オンラインショップ

 

ドイツ人はソフトタイプの「プレッツェル」を使ったサンドイッチも大好きで、生地が厚くなっている部分に切り目を入れてハムやチーズを挟んだり、バターをたっぷり塗って食べています。表面にとろけるチーズを乗せて焼き上げたチーズ味の商品も人気で、香ばしい味が最高です。定番の8の字型のほかにも、コッペパンのような長細い形やプチパンのような丸い形もあって、いろいろ選べます。日本でも本場と同じソフトタイプを売っているパン屋さんが増えてきたので、ドイツまで行かなくても美味しいものが簡単に手に入るようになりました。point 331 | 1

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写真:いとゆる

 

朝食やランチに最適なソフトタイプでも、ビールのおつまみや子供のおやつにぴったりなハードタイプやクッキータイプでも、チョコレートをコーティングした甘い商品でも、「プレッツェル」は世界中で大人気の焼き菓子です。かみしめていると塩味とパン生地のほのかな甘みが混ざり合って幸せな気分になり、フレーバータイプならいろいろな味を試せるので、常備しておけばいつでも楽しめます。

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