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いつまでも終わらない!「ガラスの仮面」が終わらない理由は?


「ガラスの仮面」というと美内すずえさんが原作の漫画を思い出す方もいるでしょう。実はこの漫画は1976年から長期連載が始まり、現在でも連載が続いている少女漫画です。もちろん長い連載の間にはアニメ化される舞台化されています。その時代によって、人気俳優や女優が出演するのでかなりの話題になりました。最近でも原画展が開催される予定になっているなど、時代を超えて継続的人気のある作品です。しかしなぜ「ガラスの仮面」は終わらないのでしょうか。

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実は2014年の舞台で原作者の美内すずえ氏が製作発表会に出たことがありました。この時原作の結末については、すでに20年前に出来ていたと発言したことで話題になりました。その時美内氏自身が「なぜなかなか終わらないのか…」とコメントして苦笑いしたと報じられました。その後の2016年の舞台でも総来場者数は3万人を超えたとされ、相変わらず人気作品であることが実証されました。point 259 | 1

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美内氏はその後も報道番組などに出演して、20年ほど前から「ガラスの仮面」の最終回の構想が決まっていて、そこに収束させるように考えていると発言したそうです。美内氏の中ではすでに8号目まで終わったというコメントも残されていたようです。これは終結させるように現実化したいのですが、実際に終わらせようとすると、他に色々なエピソードなどを入れてしまい、結局そこに行きつかないといった趣旨の話をされていたとのこと。これは2016年のイベントでも同様の話をされていて、そのイベントに参加したファンは思わず笑いと拍手が起こったそうです。point 322 | 1

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「ガラスの仮面」の現在の最新刊は49巻です。これは2012年に発売されてからその後、更新されていません。30年以上も続く物語で、母娘で楽しんでいるというファンも多い作品です。物語は舞台を目指す少女が苦労しながら栄光を手にするという普遍的なストーリーが時代を超えて受け入れられているのだと言われています。また50巻は現在執筆中とのこと、ファンが新巻を待ち望んでいます。予約の方の中には1年以上も待っているという方もいるとのこと。ファンの方の中には最初のストーリーや途中を忘れてしまったので読み直しているという方もいるくらい、長い歴史がある作品です。point 338 | 1

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終わらないと言われているのは諸説色々ありますが、いくつかのはっきりした理由があると言われています。その一つは休載が多いということです。例えば最新巻になる50巻も発売延期になる、40巻以降は1993年に40巻、1998年に41巻、2004年に42巻、2009年に43・44巻、2010年に45・46巻といった形で刊行されています。非常に刊行スピードも遅いということもあります。また10年ほど休載していたということもあるようです。小学生から読んでいるという方の中には40歳以上という方もいらっしゃいます。point 331 | 1

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写真:nekocat-blog.point 66 | com

また美内氏が完璧主義者ということもあり、完成したものしか発表したくないということを言っているという話もあります。単行本はさらに厳しい思い入れがあるようで、不満のあるシーンを書き直すということもあるのだそうです。そして連載当時のものを単行本にするために全部書き下ろしているとも言われています。つまり原作者の美内氏が徹底的に完璧主義者で手を抜かない性格が起因しているという話もあります。
そのために連載の原稿とは違う、新たに書き起こした作品が刊行されることもあると言います。しかしファンとしてはうれしいことかもしれません。また劇中で使われる作品は多くがオリジナルとされているので、それを考えるのも大変だという話も聞かれます。作品が心情を表すシーンで1Pが終わるためにイライラするファンもいる一方、それが逆に面白いと評するファンも大勢いるようです。特に面白いのは連載当初から作品自体は数年しか経過していないことです。時間の流れも非常に遅いと言われています。point 493 | 1

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写真:spice.point 59 | eplus.point 65 | jp

また原作者の美内氏によると、舞台と恋愛の双方が成就するのはあり得ないというポリシーがあるとのこと。芸術的にはシビアな結果を選択するという方針だとも言われています。このような事情からなかなか終わらない、終わらせることができないという話につながるようです。しかし読者としてはいつまでも「ガラスの仮面」の魅力に取り込まれているというのが本当のようです。終わって欲しいけど、終わって欲しくない、そんな気持ちが盛り込まれた作品だと言えるでしょう。point 285 | 1

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