常に熾烈な争いがおこる大食いタレントの座ですが、そこに何年もの間君臨しつづけているのが、ご存じのとおりギャル曽根です。今まで数多くいたほかの大食いタレントたちは消えていったりする中で、今なおトップに君臨し続ける大食い女王の人気の秘密はいったいどこにあるのでしょうか?
大食いタレントの数をかぞえてみたところ、女性に限っても軽く20人を超えており、ママタレントやおバカタレントより多いと言われています。しかし、実際にバラエティー番組に登場するのはギャル曽根ばかりという状況がもう10年以上続いています。そんな彼女の強みは何なのでしょうか?「元祖!大食い王決定戦」で司会・進行役だったタレントの中村ゆうじ(62)さんは彼女について、「そもそも芸能人向きの気質なんですよ。自分を持っていて、それを貫きますから。たとえば大食い競技中、みんなが真剣に食べているのに、なぜか彼女だけ涼しい顔でメイクを直していることもありました」と語っています。
それまでの既存の大食いタレントと彼女が違った部分は、当時は、感情を押し殺し、食べることに徹するフードファイター的な人が多かったのに対し、彼女は勝負の場に自分の好きな食べ物が出てくると、「あー、おいしそう!」と競技的に食べ物を食べるのではなく、味わって楽しむ姿が人気になりました。
また他にも彼女が人気になった大きな理由として”きれいな食べ方”にあると、テレビ関係者は以下のように語っています。
「食べる量やスピードだけを考えたら、彼女より上の人がいるかもしれません。でも、彼女は食べ方が美しく、テレビ向きなんですよ。がさつに食べる人は視聴者が嫌がられる。『大手芸能プロに所属しているから売れている』との声もあるようですが、それは邪推。違う大手芸能プロに所属する大食いタレントもいますが、売れていませんから」
これについては、本人も実際に食べ方には気を使っているそうで、それを今年5月放送の「有吉ゼミSP」で打ち明けています。「口のまわりを汚さない」「口の中を見せない」ことなど、食べ方がきれいに見える顔の角度も計算しているそうです。また、表面上を取り繕っているだけではなく、実際に食べ物を大切にするのもギャル曽根流だそう。先程の中村さんは、「大食い選手権の収録後、みんなで食事をすることがあったのですが、料理が余ってしまうと、彼女はそれをすべて持ち帰っていた。立派だと思いましたよ」と彼女の真面目な一面について語っています。
さらに彼女は食べるだけではなく、調理師免許や野菜ソムリエなどの資格を持っているため、食に関する知識も深いというから驚きです。前出の制作会社社員は「スリムな体型を維持しているのも人気の理由でしょう」とし「大食いをこなそうが、それで太ってしまったら、女性視聴者に敬遠されます。たくさん食べているのに太らないから、ある種の憧れの的にもなっている」と話しました。
ただ食べているだけのように見える彼女ですが、実はこんな努力が人気を支えていたのですね!