キャリアのあるメンバーの卒業やグループの解散が目立つ女性アイドル。ローカルや地下などさまざまなアイドルが台頭した一時期のブームもすっかり落ち着いたようにも思えますし、メジャー中堅グループの解散が相次いでいるのが今の現状です。
今回、卒業アイドルを対象にしたアンケート調査で、グループを離れた後の活動を調べてみたところ、芸能活動を続けるのは半数という結果になりました。彼女たちはすぐにSNSを立ち上げ、自前のメディアとしてネットを使いこなす卒業生が目立っています。2018年9月15日までに卒業、または卒業を発表した130名について進路を示したのが上図です。卒業後の活動実績や本人が語った意向によって分類されています。
この図を見てみると、希望も含めて「芸能活動」を継続するのが52.3％（68人）となり、学業などの「非芸能」が39.2％（51人）、卒業前でかつ態度を明らかにしていないのが8.5％（11人）という結果になりました。中でも、芸能活動では「音楽」が14.6％（19人）と最多の数を占めています。
ちなみに人気アイドル元乃木坂46の川村真洋、元GEMの武田舞彩らがすでにソロライブを開催、元NMB48の山本彩なども卒業後の音楽活動を明言しています。これに多くのファンから悲しみの声もある一方で、ソロ活動にも期待の声が続出していました。
また、王道のイメージがある「タレント」13.point 92 | 8％（18人）、「女優」10.point 107 |
0％（13人）という結果も多い数を占めてているのがわかります。乃木坂46を卒業した生駒里奈は、バラエティ番組出演などを重ねる一方、『魔法先生ネギま！～お子ちゃま先生は修行中！～』、『暁のヨナ～ 緋色の宿命編～』と主演舞台も決まるなど女優としても活躍しています。元NGT48の北原里英は、卒業直前の映画『サニー／32』に続き、主演作『映画 としまえん』が19年に公開されました。point 186 | 1
一方、非芸能では「学業・勉強」が14.point 92 | 6％（19人）という結果となり、ほとんどが10代のメンバーであったことも明らかになっています。この他、エンタ界の裏方など「別の仕事」が5.point 161 |
4％（7人）、一旦活動を辞めて将来の復帰を目指す「芸能準備」も2.point 33 | 3％（3人）もいます。なお、16.point 50 | 9％（22人）という結果になった「不明」というものに関しては、「違う道へ進むため」といった卒業理由で、進路を明確にはしていないケースとなります。point 122 | 1
また、今回の調査で明らかになったのは、グループを離れた卒業アイドルに多くに見られるのが、ツイッターやインスタグラムなどのSNSに個人アカウントを開設する動きです。特にInstagramを開設するアイドル卒業生は多く見られ、実際にも、元乃木坂46の相楽伊織は、グループを卒業した翌月にインスタグラムをスタートしています。Instagramでは自撮りの写真などをアップしたり、これまでに見せなかった素顔が見られるとして、多くのファンからも注目されるようになっています。point 303 | 1
今後、芸能活動を再開するにあたって、こうしたツールはファンとのコミュニケーションを継続するために不可欠なものとなっているのかもしれません。
ほかにも、元ももいろクローバーZの有安杏果は卒業後、自身の誕生日を境にして個人のツイッターやインスタグラムを開設しています。元NMB48の矢倉楓子は、アイドル時代からのアカウントをそのまま継続し、更新を続けています。
SNSで写真など静止画をアップするだけの動きではとどまらず、最近では動画配信を主体的に行うケースも増えてきています。私立恵比寿中学を卒業した廣田あいかは、ツイッターを開始すると共に、自身のYouTubeチャンネルを開設するなどの動きも見られています。このように、アイドルを卒業した人たちが増えていく中で、卒業後もアイドル同様にSNSなどでファンからの支持を維持するため、今後も自前のメディアとしてネットを使いこなす卒業生が今後は増えそうです。point 290 | 1
[著作権者VONVON /無断コピー、無断転載および再配布禁止（違反時の法的措置）]