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出棺を10分早めようとした葬儀スタッフ⁈ 温かい心遣いに感動の輪が広がる


映画「私をスキーに連れてって」やTVアニメ「宇宙船サジタリウス」などで知られる脚本家であり、小説家の一色伸幸(@nobuyukiisshiki)さん。2019年7月に他界した父親を見送るため、家族葬を行いました。

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一色伸幸さんのtweetによると、父の真幸さんは2019年7月、92歳で亡くなりましたた。瀬戸内育ちで、鎌倉に住むようになってからも近くの海でよく写生を楽しんでいたそうです。最後は5日間入院し、「亡くなる数時間前まで冗談を言い、眠るように去った」といいます。

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Twitter

 

家族葬の当日。葬儀社のスタッフは、一色伸幸さんに対し「出棺を10分ほど早めませんか?」と提案をしたといいます。
一色伸幸さんが理由を尋ねると…。スタッフは、こんな理由を明かしたのです。
「お父様の描いた水彩画を見ていると、海の絵が多い。焼き場に行く前に、海に行きましょう。」
一色伸幸さんの父親が海の絵を多く描いていたことに気付いたスタッフ。スタッフの提案を受けて、一色伸幸さん家族は火葬場に行く前に、父親の棺と共に近くの海岸沿いをドライブしました。point 285 | 1

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「どんな仕事でも、決め手は、愛。

葬儀屋さんに思い入れも興味もなかったんだけど、彼の”仕事”を見ていて、俺、葬儀屋になりたいって、ちょっと思った。周りにそういうふうに思わせるのが、本当のプロなんだと思う。」

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一色伸幸さんは、当時の心境を振り返り「忘れられない時間になった」と語っています。担当者の愛ある心遣いに感動した一色伸幸さんは「俺、葬儀屋さんになりたいって、ちょっと思った」とも綴っています。

他界した一色伸幸さんの父親は、最後に海を見ることができて、きっと嬉しかったことでしょう。
一連のエピソードに対し、ネット上では涙を誘われる人が相次ぎました。

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・これぞプロの仕事!故人への敬意と愛情を感じます。
・亡くなったお父様にはもちろん、残った遺族にも心を配る、素敵なスタッフですね。
・自分も似たような経験があります。家族が亡くなった時に、「出棺を早めて、故人が行きたかった場所をまわろう」といってくれました。

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・葬儀屋さんの粋な心配りと観察眼、素晴らしいですね。

・自分も同じような経験をしたことがあります!

葬儀は故人をしのんで見送ることはもちろん、残された遺族が心の整理をつけて、未来へ向かうための時間でもあります。
「故人と残された遺族のために、何かをしてあげたい」と望むスタッフが起こした行動は、多くの人々の胸を打ちました。

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