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    Categories: LIFE

妊娠してから頻尿に。対策方法を教えて!


妊娠中には様々な体調の変化が現れいろいろな悩みを持つようになりますが、その一つに頻尿が挙げられます。妊娠中に何度もトイレに行ったり、寝ている間にトイレに行きたくなって睡眠不足に陥ったりと、妊娠中の頻尿は重要なトラブルと言えるでしょう。このようにつらい頻尿はたとえ治らないとしても、できるだけ軽い症状にとどめておきたいものです。頻尿の症状が現れている原因を知り、それに合わせた対策をとって軽減していくようにしましょう。

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◼︎体を冷やさないように気をつけましょう

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写真:ninps.com

妊娠中の頻尿は妊娠16週あたりまでの妊娠初期と、妊娠28週以降の妊娠後期によくみられる症状です。これは個人差が大きいものなので、それほど気にならないという人も多いかもしれませんが、頻尿に悩まされている妊婦さんはどうにかしたいものです。
妊娠すると血液をはじめとした体液が一気に増加することになります。それに伴い体内の水分が一気に増えるので、新陳代謝にかかわる腎臓の機能が活発化することになります。膀胱の血液量も多くなり、代謝が良くなることにより尿が排出されやすく、結果として尿の量が増えてしまうことになります。また妊娠中にはさまざまなホルモンが体内で分泌されることになります。このホルモンの中には膀胱や子宮などの筋肉をゆるめるホルモンも存在し、これにより尿道の筋肉も緩み頻尿の症状が現れやすくなります。
これらは生理現象によるところが大きいため、原因が分かったとしても直接処置をする対処方法はありません。少しでも改善させる方法としては、まずは体を冷やさないように注意しましょう。体が冷えることで、すぐにトイレに行きたくなってしまいます。冷たい飲み物を飲み過ぎないように気をつけたり、お風呂で体を芯から温める、分厚い靴下を履くなどして、体を冷やさないよう注意しましょう。特におなか周りを冷やさないように心掛け、腹帯や腹巻きなどを使うのもよいでしょう。point 584 | 1

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写真:top.tsite.jp

◼︎我慢せずにトイレに行きましょう

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写真:mamari.jp

そして妊娠後期になると、おなかの中の赤ちゃんは大きく成長し、それに伴い子宮も大きくなります。赤ちゃんが育つ場所である子宮は膀胱の裏側に位置しているので、子宮が大きくなるとともに膀胱は圧迫されていきます。これにより膀胱内の尿をためておく部分が狭くなり、尿意を感じるケースがはやくなってしまうのです。
頻尿に悩んでいる場合にはコーヒーや紅茶などの利尿作用のある飲み物はできるだけ避けた方がよいでしょう。特に夜中の頻尿に悩まされている人は、夕方以降に水分を控えるようにしましょう。またトイレに行き、一回に排出する尿の量を増やすことも大切です。尿を排出し終わった後に少しの間、前かがみの姿勢を取り続けてみましょう。これにより膀胱内にたまっている尿をすべて出し切れるようになります。残っている尿をすべて排出することができれば、トイレに行く回数も少しずつ減ることでしょう。
もしも排尿時に鋭い痛みがあったりひどい残尿感を感じる場合には、膀胱炎にかかっている可能性もあります。膀胱炎はその後進行してしまうと腎臓にまで影響が及ぶことになり、高熱が出ることもあります。尿意を我慢すると膀胱炎になる可能性もあるので、尿意を感じたら我慢せずにすぐにトイレに行くようにしましょう。もしも痛みやひどい残尿感を感じた場合には、すぐに医師に相談し治療を行う必要があります。point 581 | 1

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写真:baby-calendar.jp

◼︎まとめ

頻尿はつらい症状ですが、妊娠初期の頻尿はごく自然なものであり妊娠中期には収まることが多いものです。妊娠後期の頻尿については、赤ちゃんが生まれればおさまるケースがほとんどなので、赤ちゃんが生まれることを楽しみにしながら、乗り切っていくようにしましょう。
妊娠中は体の変化に対し敏感になったり、不安な気持ちを持ってしまいがちですが、できる限り体も心もリラックスすることを心掛けて、つらい頻尿の症状を乗り越えていきましょう。point 282 | 1

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