今月13日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領がロシア軍のウクライナでの行為を「ジェノサイド(集団殺〇)」ではなく「ウクライナ人とロシア人は兄弟のようなもの」と発言したことを非難したのでした。
ゼレンスキー大統領はウクライナを訪問中のポーランド、バルトの3国首脳との記者会見でこの問題に「われわれにとってとても苦痛なので、同氏と最善を尽くして議論するつもりだ」と話しました。
今月12日には、ジョー・バイデン米大統領はロシア軍がウクライナで「ジェノサイド(集団殺〇)」を行っていると明言しました。
しかし今月13日、フランスのマクロン大統領とドイツのオラフ・ショルツ首相は「ジェノサイド」という言葉を避け、「強い非難の言葉を使うことは戦争終結の助けにならない」と訴えかけたのでした。
マクロン大統領はフランスの国営テレビの取材に対し、国の指導者は言葉に注意を払うべきだと発言。 そして「ロシアは一方的に残忍な戦争を仕掛けたし、今やロシア軍が戦争〇罪を行ったと認知されている」「今起きていることは狂気の沙汰であり、信じ難いほど残忍だ」と話しました。
「同時に、私は事実を見つめ、この戦争を止め、平和を取り戻すためにできる限りの努力を続けたい。非難の言葉を強めることはその助けにならないのではないか」「ウクライナ人とロシア人は兄弟のようなもの」とも発言し、現状においてジェノサイドという言葉の使用について話したのでした。
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