家庭で不要になったものを処分するとき、以前は捨てることが第一の選択肢でした。もちろん売ってお金に換えることができればうれしいですが、家電をはじめとする大型のもの数が多い衣服などを中古ショップに持ち込むには一苦労だったため捨てた方が楽だったのです。また、フリーマーケットで売るという選択肢もありましたが、定期的に開催されていることは少なく、しかも申し込みを行っても確実に当選して出店できるとは限らないため予定を立てにくかったのです。

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しかし、近年はそういった状況が一変しました。その理由は、スマートフォンやタブレットのフリマアプリが登場したことです。フリマアプリはその名の通り、ユーザー同士がフリマ感覚でものを売買できるアプリです。売りたいものがあるユーザーが商品として出品し、その出品を見たユーザーが購入ボタンを押すとその通知が出品者に届き、発送を促されます。出品者が発送し、購入者に商品が届くとそのことをアプリで通知し、お互いに取引の評価を行って一連の売買が完結するという仕組みになっています。

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フリマアプリで取引されている商品は非常に幅が広く、ファッション製品や日用品、電化製品、スポーツ用品や試合のチケット、ゲームやアニメグッズ、ハンドメイド、さらには自動車やバイクまで日々出品と購入が行われているのです。フリマアプリで売れないものはないと言えるほどのバリエーションがあり、不用品の処分に大いに役立ちます。出品や購入の手順も非常に簡単です。

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出品はアプリの指示に従って出品画面を表示させ、そのままスマートフォンやタブレットのカメラで商品の画像を撮影して説明文を入力すれば完了です。商品が購入されると出品者の画面には購入者の届け先が表示されるので、発送を行います。購入は欲しい商品を検索し、説明文や価格に納得できれば購入ボタンを押して発送を待つだけです。

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また、アプリではあるものの随所にフリマらしさを残していて、そのひとつが価格交渉です。商品画面には出品者に対してコメントをする機能があり、価格の値下げ交渉が頻繁に行われています。これは実際のフリマでもよく見られる光景で、表示価格から1割程度の値引きであれば受け入れてもらえることが多いです。

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フリマアプリは手軽に自宅にある不要品を売ることができ、さらに欲しいものを安く購入することができるため女性や若年層を中心に利用者が増えてきています。興味があれば是非使ってみましょう。