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    Categories: LIFE

無理に飲ませたら絶対にダメ!「アルコールアレルギー」の知識


何にアレルギー反応を起こすかは人それぞれで、お酒を飲む人にとっては身近なアルコールにもアレルギーを持つ人はいます。


写真:ライフスタイルNext

 

1.point 72 | アルコールアレルギーの症状
アルコールアレルギーになると、アルコールを摂取しただけで体中が痒くなります。アルコールは体内に入ると肝臓で処理されます。その時に生成されるアセトアルデヒドが痒みを引き起こします。お酒に強い人はアセトアルデヒドも分解できますが、お酒に弱い人は分解能力が低く脂肪細胞が刺激されヒスタミンを放出させてしまいます。ヒスタミンは血液に乗って全身を巡るため、様々な場所が痒くなります。ヒスタミンは気道を狭くする作用も持つため、喘息にも注意しなければなりません。また嘔吐や下痢を引き起こすこともあります。人間には自己免疫機能が備わっており、体に害であるものを排出しようと働きます。アルコールアレルギーの人にとってはアルコールはすぐに排出すべきものなので、嘔吐や下痢という形で体の外に出そうとします。お酒を飲んで気持ち悪くなるのは、アレルギーだけではありません。単純にお酒に弱かったり飲みすぎたりしても、嘔吐や下痢になります。よって症状がアレルギーによるものだと気づかないケースも多く、体に合わないのに飲み続けている人もいます。お酒は飲めば飲むほど強くなると信じている人もいて、具合が悪くなった後輩や部下に無理やり飲ませるケースもあります。非常に危険なことなので、お酒を飲んで異常反応が出ないか確認しながら楽しく飲まなければなりません。point 645 | 1

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写真:ヘルスプレス

 

2.point 67 | お酒以外もアルコールは含まれている
アルコールアレルギーがお酒だけ飲めないならばそれほど問題ありません。お酒を飲まなければ症状が出ないためです。しかし私たちの身近なところでアルコールは使われています。例えば化粧品や消毒液です。注射を打つ前に消毒をしてもらいますが、肌が赤くなる人はアルコールアレルギーの可能性があります。アレルギー反応がひどければ、アルコールが触れた部分が痒くなったり炎症を起こしたりします。化粧品や消毒液の中にはアルコールフリーと表示されたものもあるため、アルコールアレルギーの人はそれらを使う必要があります。特に化粧品は様々な肌質に合わせて製造されているため、アレルギーがあっても使える商品があります。アルコールフリーの化粧品は主に「敏感肌向け」に作られています。肌が乾燥していると痒みを引き起こしやすくなるため、アルコールが入っていなくて保湿力の高いものを選ぶと良いです。point 463 | 1

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写真:Web皮フ科クリニック

 

3.point 72 | アレルギー反応を起こしたら
お酒を飲むなどでアルコールアレルギーの症状が出た場合は、痒みや赤みのある部分を冷やします。アレルギーによって血液が促進されすぎているため、冷やして血液の流れを穏やかにさせます。しばらくすると炎症が治まり、痒みを我慢できるようになります。痒い場所をひたすら引っ掻くと、そこが炎症を起こしてさらに痒くなります。症状が落ち着いてからもお風呂には入らないなど、あまり血行を良くしないように気をつけます。喘息は放置すると炎症を治すことができず悪化する一方なので、すぐに病院に行き薬をもらう必要があります。point 332 | 1

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写真:お酒・アルコール中毒の危険な症状

 

4.アレルギーを予防する方法
アレルギーの程度が軽い人は、適量ならばアルコールに接触しても症状が出ないことが多いです。ただしお酒に強いということではないので、過度の飲酒は控えます。

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写真:食と体の健康をまもる

 

またアルコールやアセトアルデヒドの処理をスムーズにできれば、体がアレルゲンに反応するリスクが低くなります。しじみに含まれるオルニチンが肝機能を高めてくれます。空腹時に飲むと嘔吐や下痢になりやすいので、おつまみを口にしながら飲むのも大切です。

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