女性5人のアイドルグループとして活躍していたフォルダー5。フォルダー5としてのシングルは2002年以降から発売されておらず、メンバーの一人である満島ひかりさんからは、｢自然消滅｣と発表されています。現在のフォルダー5のメンバーはどうなっているかなど、紹介していきます。

 

フォルダー5となる前

フォルダー5というアイドルグループで活動する前は、Folderという7人グループで活動をしていました。このFolderは現在のフォルダー5の女性5人と、もう2人の男子が加入していたグループです。当時のFolderの平均年齢は12歳で、全員沖縄アクターズスクール出身です。

Folderでの活動最中にメインボーカルを務めていたのは、男子メンバーであるDAICHIで、現在もソロで活躍している三浦大地さんです。

もう一人の男子メンバーであるJOEは、ダンスとラップを担当していました。この時の女性陣はコーラスをダンスを担当しており、Folder活動時は、DAICHIの少年特有のボーイソプラノと、圧倒的な歌唱力を誇っていたグループとして人気を誇っていましたが、DAICHIが変声期を迎えたところで、グループは活動を休止します。この時にJOEもFolderを抜けたことで、女子メンバーだけのフォルダー5へと移行しました。

DAICHIは2005年に三浦大知としてソロデビューを果たし、磨きのかかったダンスパフォーマンスと歌唱力で人気となりました。

 

フォルダー5になってからの活動

女子メンバーのみとなったフォルダー5のファーストシングルは、イギリスの女性グループの楽曲もカバーしたSUPERGIRLです。このファーストシングルは2000年の5月に発売され、同じ年の8月にはセカンドシングルが発売されました。

また、2000年の11月に発売されたBelieveは、人気アニメONE PIECEのオープニングにも起用されたことで、フォルダー5の楽曲の中で、一番のヒットソングとなっています。

2002年の5月にはラストシングルとなったMY MIRACLEが発売されましたが、この楽曲以降の曲は発売されておらず、フォルダー5の活動はそのまま自然消滅して、メンバーのうち2人が引退しています。

 

フォルダー5の現在

フォルダー5のメンバーだったNATSUはすでに引退をしています。

ARISAは仲間愛里紗と改名し、インディーズで歌手活動を行い、2009年の8月にはブログで結婚の報告をしてから引退をしています。

芸能界での活動を続けているのはAKINAとMOE、そして満島ひかりの三人となっています。

満島ひかりさんは2008年に公開された映画、愛のむきだしで、その高い演技力を評価され、当時はほとんど無名だったにも関わらず、映画公開と同時に作品の話題性もあり、一気に知名度が急上昇していきました。数多くの映画新人賞を受賞し、キネマ旬報賞では、助演女優賞も獲得するほどの実力を見せます。

これが転機となって、この後多くの作品に関わっていき、現在では日本アカデミー賞優秀助演女優賞を4度も受賞するほどになっています。

人気の理由は演技だけではなく、2012年に出演したカロリーメイトのCMでは、中島みゆきの｢ファイト!｣を歌唱して、パワフルでよく伸びる歌声を披露しました。

 

まとめ

自然消滅によってグループが解散されたフォルダー5は、解散以降、5人のメンバーが共演することはありませんでした。ですが、2011年には、沖縄へ帰郷していたAKINAが石原萌さんと再会したことによって、活動停止から8年経って初めてメンバー同士が共演を果たしました。また、2016年には満島ひかりさんが出演していたトットてれびに、三浦大知さんが共演して、Folder時代の曲を歌って踊るという、ファンには嬉しいシーンを見せてくれました。