宮藤官九郎は、1970年7月19日生まれの脚本家です。愛称は「クドカン」と呼ばれ、放送作家や作詞家としても活動しています。クドカンが執筆した映画やテレビドラマは、個性的な作品が多く、根強いファンが沢山いることも特徴です。今回はクドカン作品のおすすめをご紹介します。
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原作より面白いという噂も?脚本デビュー作品「GO」
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「GO」は2000年に発行された小説を映画化したものです。小説は金城一紀原作となっており、直木賞も受賞しています。宮藤官九郎は本作で脚本を執筆し、監督は行定勲です。同作品で2002年読売文学賞や第25回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。原作よりも面白いと話題になり、その他にも多くの賞を受賞しました。本作に影響を受けたアーティストも多数いたことから、現在でも人気のある作品です。小説のファンである松任谷由美も宮藤官九郎との対談で「映画が面白い」と語っています。この作品をキッカケにして、クドカンの人気も上昇したと言われています。
ドラマデビュー作品は高視聴率!「池袋ウェストゲートパーク」
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2000年に放送された連続ドラマ「池袋ウェストゲートパーク」では、脚本を担当しました。クドカンのドラマデビュー作品となっています。本作は高視聴率をマークし、クドカンという存在が多くの視聴者に知られるようになります。石田衣良原作ですが、小説とは設定が違う箇所も見られます。過激なシーンも多くあるため、深夜枠の放送だったようです。深夜枠であるにも関わらず、高視聴率となったことから人気の高さが分かります。本作はその頃、一部で流行していた「B-BOY」というファッションが、広まる要因にもなったと言われています。
コメディー映画も面白い?クドカンの人気作品
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クドカンは「GO」や「池袋ウェストゲートパーク」以外にも話題の作品を手がけています。例えば、2002年に放送された「木更津キャッツアイ」は、シリーズ化をした作品としても有名です。木更津キャッツアイによって、木更津に訪れるファンや観光客も増加したと言われています。当時の視聴率はそれほど高くありませんでしたが、放送終了後からじわじわと人気に火が付き、2003年には映画化されています。
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その他には、2007年に公開された「舞妓Haaaan!!」も人気です。松尾スズキが主催の劇団「大人計画」の作家として活動していた宮藤官九郎。舞妓Haaaan!!はその大人計画出身の阿部サダヲを主演とし、コミカルな作品に仕上げています。
クドカン作品のおすすめは多い!
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池袋ウェストゲートパークや木更津キャッツアイなどは、当時の風潮やファッションを広めた作品でもあります。そのようなことから現在でも影響力を持ち、ファンの心を掴むのでしょう。「まだ、クドカンの映画やドラマを観たことがない」という人にも、気軽に観れる面白い作品が多数です。