お笑いの世界には、急に人気が出てテレビに出まくるようになったものの、すぐに飽きられたり、実力不足が明らかになったりして消えて行ってしまう、いわゆる一発屋と呼ばれる人たちが大勢います。皆さんもそんな一発屋芸人を、何人かは思い出すことができるんじゃないでしょうか。

写真：従者ヨシコの芸能ブログ

 

オリエンタルラジオ

しかしオリエンタルラジオというコンビは、爆発的な人気が出た後に実力不足からか失速してしまい、仕事がなくなった時期があったものの、その後何度も人気を復活させることができて、現在ではレギュラー番組を複数持つ安定した地位を保ち続けているという、お笑い界においてはけっこう珍しい人たちです。

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そんなオリエンタルラジオが最初の売れっ子時代に、ラジオの生放送の中でガチ喧嘩をしてしまい、放送を一時中断して音楽を流し続けることになったという、とんでもない事件を起こしたことがありました。そのこと自体は、後々バラエティー番組で本人たちがよく話していることもあって、けっこう有名な話ですよね。でもその喧嘩の原因が何だったのかは、あまり知られていないことかも知れません。なんとその原因は、人気アニメのエヴァンゲリオンだったんです。

 

中田敦彦と藤森慎吾

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オリエンタルラジオは、ボケ担当だけど頭が良くてしっかりしてる中田敦彦、通称あっちゃんと、ツッコミ担当だけどチャラ男として有名で、いじられることも多い藤森慎吾の二人で構成されています。その中田の方がエヴァンゲリオンの熱狂的なファンで、彼らのラジオ番組でもそれを扱ったコーナーがあったんです。その中で、エヴァンゲリオンに元々関心がなくて、作品自体も途中までしか観ていなかった藤森が、適当にトークをしているのを中田が気に入らなくなり、だんだんといら立って行ったことが喧嘩のきっかけになりました。

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その中で中田が、エヴァしらないとか童貞かよ、みたいな感じで藤森を責めたり、コーナーを進行せずにねちっこく絡んだりしたことで、藤森の方もキレ気味になってしまい、口喧嘩からつかみ合いの喧嘩にまでヒートアップしてしまったというのが、その騒動のあらましです。

 

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後でそのことを振り返った彼らは、実はそのラジオの時だけではなく当時はずっと仲が良くなくて、喧嘩も珍しくなかったと語っています。二人ともまだ若かったですし、また人気があって多忙だったこともあって、くだらないことでもきっかけになって、ぶつかり合うことが多かったんでしょうね。

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でも今は二人とも大人になった感じで、相手に対して多少の不満が合っても、喧嘩するようなことはなくなったということです。ある番組で、藤森が中田とその家族をキャンプに誘ったことを中田自身が話し、その場でOKだと答えた場面があったんですが、そのことからも今の二人の関係性の良さがうかがえますね。