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人生の終わりに向けた「終活年賀状」が今後一般化する?


ここ数年で、人生の終わりに向けた「終活」という単語が、日本で幅広く知れ渡っていますが、年齢を重ねるごとに、心身ともに弱くなってしまうことも事実です。そんな中、今年を最後に毎年送っていた年賀状をやめる「終活年賀状」が流行しつつあるそうです。

関係を整理し人生の最後を準備する「終活年賀状」

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朝日新聞デジタル

日本ではいまだに年賀状の風習が幅広く続いていることでしょう。そんな中で特に目に付く文章が「今年を最後に年賀状のあいさつを失礼させていただきます」といったような年賀状終了宣言です。このような年賀状を出す年代の大半は70代前後の高齢者です。ここ数十年間、家族・親戚・知人に100~200通は送っていたのが当たり前だった方達ですよね。これには平成最後の年末を迎え、高齢者の間で関係を整理する「終活年賀状」の流行を意味していますが、「終活」というのは、人生の終わりを準備する活動をさします。突然の病気などで最後のあいさつもできないまま終わらないようにあらかじめ身辺の整理をするというのがなんとも日本らしい風習ですが、やはりこれには平成の時代が今年で終わるということが大きな影響を及ぼしているようです。point 427 | 1

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業者に「終活年賀状」を依頼する人が増加傾向にあり

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しらべぇ

そして、ここ2年前から年賀状代行業者への「終活年賀状」依頼が増加傾向にあるようです。特に今年は昨年に比べて5倍以上も依頼が来たというので、業者側も「終活年賀状」専用デザインも作り始めているそうです。また「終活年賀状」といっても「これからもよろしくお願いします」というような文章も決して忘れてはおらず、決して「終活年賀状=絶交」というわけではないというのがポイントです。point 262 | 1

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現実的に年賀状の作成が面倒になってきた

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朝日新聞デジタル

また、高齢にともない、100通以上の年賀状を直接書いたり、代行業者にお願いするもの正直言って面倒なところ。歳月が過ぎるにつれ、年賀状の交換以外に交流が疎遠になっている人も増えてきているでしょう。そのため、このような交流の少ない人に対して送る際にも「終活年賀状」が役割を果たすのです。point 218 | 1

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一般化しつつある「終活」

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hakalife(ハカライフ)

高齢化社会の代表ともいえる日本。今年に入り、70歳以上の高齢者が全体の人口を占める比率が20.point 124 |

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7%に達したそうです。そのため、自ら身辺整理をする「終活」も一般化しつつあります。「終活年賀状」のほかにも、自身の葬儀の準備、延命治療の可否、財産の相続問題などを整理する風習などがありますが、高齢化がこれからも進む限りは、このような風習はこれからも増え続けるでしょう。point 134 | 1

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