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【なぜ?】筆算の線「手書き」はダメ!?小5が担任から160問「書き直し」命じられる


「なぜ筆算の横線を、全て定規で引く必要があるのでしょう」ーー

福岡県内の小学校に通う当時小学5年男児が、担任の教師に夏休みの宿題を提出したところ、筆算の横線が手書きだったとして、担任に「書き直し」を命じられたといい、男児の親族の女性は教師の指導の背景を指摘します。

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headlines.yahoo.co.jp

女性によると、担任は日ごろから定規を使うように指導していたといいますが、

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男児は疑問を抱きつつも注意されるのが嫌で基本的に従ってきたそうです。

しかし今回、夏休みの宿題として与えられた筆算の一部は「別にいいだろう」と自分で判断し、

手書きで線を引いたという男児。

kakimacho.jp

すると、手書きで線を引いて、定規を使わなかったという理由から、担任から保護者に書き直しを求める電話があったといい、保護者や親族の女性は驚きを隠せなかったと語ります。

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男児の宿題のうち、書き直しが求められたのは全部で160問分…

そこで、保護者が担任に理由を尋ねると「計算ミスが減るし、みんなにやらせている」と答えたといい、

これに対し女性は「計算のリズムが崩れるし、自分なりのノートの取り方を見つけるのも勉強ではないか」と不思議がった様子を見せました。

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photo-ac.com

いつ、どのようにこの習慣がついたのかは不明だが、

同様の指導を行っている県内のベテラン教諭に話を聞いてみたところ、

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定規で線を引く動作は意外と難しいとしたうえで、

「小学2年の習い始めは2割しかできない」と語ります。

pictame.com

ただし、筆算の線引きはこの練習になるというわけとあって、高学年では「手書きより見直しやすいし、面倒くさがらずにやる子の方が学力が伸びる」と説明していたことが明らかに。

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ところが、このような理由を今回書き直しが求められた男児の担任は保護者に説明しておらず、

疑問を抱いた父親が理由を問うと、「学年で決めています」とのこと。

2.shingakukai.or.jp

教師の指導の背景に迫ってみるも、専門家らは口をそろえてこう答えました。

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「教師自身が考えなくなっている」ーー

また、守ることが目的化してしまう危険性も指摘されています。

こうした画一的なルールの広がりについて、専門家は若手教師の授業の質を一定水準に保つ役割はあるとしつつも、

「守ることが目的化してしまう危険がある。教師自ら判断することを望んでいない傾向があるのではないか」と懸念の声を漏らしました。

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excite.co.jp

保護者にとってはなかなか理解しづらい問題ではありますが、書き直しとまでなると驚きですね。

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ネット上からはこんな意見が寄せられています。

「個人的には、定規の必要性は感じないけど、何よりも「そう決めています」「そういうルールです」って流すところに問題の本質があると思う。ただ教師の言いなりになる子供を育てるだけでは、教育にはなりませんから。
理由を説明して、それでも納得するかしないかはあると思いますが、説明そのものを放棄するのは怠慢ですね。」

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「たくさん計算もできてこんなに頑張っていてよく頑張ったねと声をかけたらいい。子どもたちが学ぶ楽しさを感じてやる気になって、成長していけるような指導をしてほしい。」

「「ルールを作れるようになるのが大事」。ルールは作った時には意味があることも多いが、時代が変わると前提が変わり、むしろ意味のないものになる。でも、ルールを作った経験のない人は、そうした背景も想像できず、ルールを変えることが怖いので、盲目的に従うだけ。思考停止してる人間が、考える子供を育てられるわけがない」

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