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不祥事から普段のお仕事まで!「選挙事務」の知識


選挙事務という仕事はあまり聞きなじみのある仕事ではなく、選挙のときにしか機能しない仕事でもあります。日給だけを見ると数万円となっており、たった1日働くだけで数万円というのはかなり高給であることがわかります。しかし、その実態はほとんど知られていません。選挙事務がどのような仕事を行うのか、そもそもどれくらいの時間の中で行われるのかなど知っておきたいところです。そして、公務員が従事する場合と、アルバイトを雇って担当してもらう場合があり、フリーターにとって選挙日当日というのはかなりの稼ぎ時と言えます。

 


写真:sankei.com

選挙事務の仕事として、開票所、投票所の設営があります。開票所はだいたい1ヵ所となっており、それぞれの投票所から集まった投票用紙を回収し、それを集計していきます。そのため、大きな体育館で行われることが多く、そこに大勢の人が集まって開票作業を行います。その開票所のセッティングが先に行われ、前日の営業時間終わりから作業が始まります。会場が汚れないようにマットを敷く、机やイスをセッティングするなどをしますが、近年は効率化が叫ばれており、効率的になるよう、セッティングがなされていきます。あとは集計機械の確認などをしていきます。point 330 | 1

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写真:ktc-school.com

選挙当日の朝は早く、朝6時に集まります。7時から投票が始まるため、この時間から動くことになります。開票所では、その選挙区から出ている候補者の名前、党の名前などを記載台にセッティングします。投票所の中にはこれらをセッティングし忘れ、問題になった事例もあるため、決してミスは許されません。そして大事な仕事として、一番乗りした有権者に対し、箱の中に何も入っていないことを確認してもらい、ラジオから流れる7時の時報を合図に投票がスタートします。ここから選挙事務はいくつかの役割を担っていくこととなっていきます。point 324 | 1

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写真:city.kawasaki.jp

まず、投票所にやってきた人が選挙者名簿に記載されているかを確認する仕事、そして、投票用紙を配る仕事などです。投票用紙は一気に配られるのではなく、最初は小選挙区用、次に比例代表用などと分けられ、色々な手続きをして交付をしていきます。投票時間の間はこれといって仕事がなく、待ち続けることになります。期日前投票などでは長い期間、こうした作業を行い、その場合は民間のアルバイトが行うことになりますが、選挙日当日よりも退屈であることが多く、そこそこ大変な仕事であるとも言われています。point 312 | 1

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写真:pinterest.com

投票が終わると、投票箱は急いで開票所へ行き、投票所の掃除を行って、終わればすぐに開票所へ行き、開票作業を手伝います。手作業で集計し、疑問票などを振り分けていき、機械で集計し、何回かの確認を経て最終的な結果が出るのは日付が変わる時間ぐらいとなり、かなりの接線であれば、再び疑問票を中心に集計するなどの作業が入り、終わるのは午前2時なんてことも珍しくありません。日給換算であるため、早く終わればそれだけ時給換算としてはいい給料となりますが、日給の割りに言うほど強調できないほどと言われても不思議ではありません。point 325 | 1

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写真:mainichi.jp

不祥事といえば、特定の議員の得票数を減らし、その分を白票でごまかすということが行われました。こうした不正は最終的な集計をまとめるところでしかやりようがなく、そうしたごまかしも票を振り分ける人たちにはやりようがなく、そもそも不正の必要がありません。無効票の廃棄などもあり、こうした不正はたびたび行われますが、特定の政党を勝たせないためというよりは、ちょっとしたつじつま合わせ、数合わせの側面が大きいです。とはいえ、ほとんどの人はしっかりと任務を遂行しており、公務員にとってもフリーターにとっても割のいい仕事です。point 325 | 1

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