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射精障害も・・・怖い前立腺の病気


前立腺は、男性だけに存在する臓器で、精液中の精子を守り、精子の運動をサポートする役目を担っています。


写真:cpcpps.jp

膀胱の下にあって尿道を取り囲んでおり、50歳を過ぎると肥大して大きくなると考えられています。肥大すると、尿道を圧迫するため、尿が出にくくなります。
前立腺の病気といえば、前立腺肥大症が最も有名です。

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前立腺肥大症

前立腺肥大症になると、排尿障害が起こります。症状は、病期により変化します。
刺激期は、トイレが非常に近くなり、夜中に何度もトイレに起きるようになるなどの症状が出てきます。夜間の頻尿は、初期の症状としてはよく出てくる症状です。他に、股間の不快感や圧迫感を感じる人もいます。

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写真:excite.co.jp

残尿発生期には、様々な閉塞症状が起こります。尿意がありトイレに行くものの、尿がなかなか出なかったり、排尿の途中で尿が途切れてしまうこともあります。症状が悪化すると、排尿しても膀胱から尿を出し切れなくなるケースがあります。
さらに症状が進むと、尿が全く出なくなってしまいます。尿が出なくなると、膀胱に尿が大量にたまり、下腹部が張って苦しい状態になります。ですから、このような症状が出たら、すぐに病院で診察を受け、適切な治療を行うことが大事です。point 285 | 1

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写真:kato-iin.info

前立腺からは、精子に栄養を与える液が分泌されているため、大きくなると勃起不全や射精障害を伴う可能性が出てきます。
前立腺肥大症の治療は、症状に合わせて選びます。まず、経過観察をしてから薬の内服による薬物治療を行い、薬物治療でも効果が出なかった場合は、手術などの治療を行います。

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写真:j-cast.com

薬物治療は、症状を和らげる対症療法となります。

 

手術をすると?

手術の場合、お腹を切らずに行う手術が主流となっています。とても細いカメラで見ながら行う内視鏡手術のため、腹部に傷が付くことがありません。術後の痛みも軽いため、早く退院することが可能です。
この手術は、通常は下半身のみの麻酔で行います。

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写真:ganportal.jp

肥大した前立腺は、尿道の内側に出ているので、その部分を電気メスで切除して拡げます。手術時間は、1時間から1時間半くらいで終わります。前立腺の肥大が大きいと、それだけ手術時間が長くなります。
術後は、カテーテルが尿道に留置されますが、カテーテルが入ったままでも自由に動くことが可能です。
退院後は、術後出血が起こらないように気を付けることが大事です。血尿がおさまるまでは、激しい運動や飲酒は避け、2か月くらいは温泉やサウナ、性生活も控えた方が安心です。point 288 | 1

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