現在新型コロナウイルスの影響で大学に入学を後悔しこれから、どうしようかと模索する学生たちが国内で6割以上もいるという事実について、どのくらい深刻化が進んでいるのか今日の記事にしていこうと思います。
入学後の大学生たちの状況とは
実態がどうなのかと、学生等に聞いたところ、ある学生は、「東京での学生生活はひとまず一時的に止めようと思っています。暮らしていくお金がないのが事実です。将来すらも見えません。」と回答しました。また、ある学生は、
「迷いましたけど、実家にいれば少なくとも家賃も払わないでもいいですし、しばらくオンライン授業も続くと思います。仕送りとバイトで生活費を生計して立てながら卒業後は、都内で就職を考えていました。しかし、これが全くの白紙になってしまいました。」他にも、
「今は奨学金の手続きをしていますが、それで授業料にあてて何とか東京でもう一度学生生活をやり直したいと考えています。給付金も授業料の足しにするつもりです。」と回答しました。
相次ぐのは両親に対して「申し訳ない」
大学生協連の調査でも、自由記述欄に「両親の収入が減り、家計が圧迫しているため入学したことをすごく後悔しています。」といった回答が出てきました。せっかく本当に大変でつらい、それこそ毎日必死に勉強して掴んだ大学という場所でもあります。しかし、その中でも、学生が動くケースも増えてきています。
SNSを利用した「FREE高等教育無償化プロジェクト」などの学生団体が各方面に窮状を訴え、政府や世論を動かそうとしてきました。ある学生によると、「現在の大学生の仕送りは平均約8万円です。都内だと家賃は最低でも5万円もかかりそれ以上かかる場合もあります。そこから生活費なども当然必要になりますが、それを埋めるためにも学生たちはアルバイトを必死でしています。でも、この状況下の中でバイト先も休業を決定し、収入はほぼゼロに近いです。そういった私を含め私たちの周りの友人もいます。中には、両親の収入も減って、親にすら頼れない大学生たちもたくさんいます。」といった回答をしました。
こういった事から、学生は孤立してしまい、家庭内トラブルも増えていきます。行政が絶対支援するべきだと多くの学生たちは考えているでしょう。その中でも学生たちの希望は、「本当に法案が通ってほしいです。お金は自分自身で負担したとしても、常にキツキツ状態が続いています。給付型奨学金ですら家賃ですべて消えてしまいます。もうこうなると、5月末からは貯金を切り崩して生活しなければいけません。夏を就活のためもあるので乗り越えられるのか不安ですし、政府には早く法案成立後、すぐに実行してほしいです。」と答えられました。
まとめ
ここでもやはり心配なことは学力格差と、本当に必死で受験生活を乗り越えて掴んだ目標の大学先に入学したのにも関わらず途中で退学という選択肢を選んでしまうことと、親にも金銭面で頼れないことから孤立してしまうことでしょう。この状況が起こらないためにも早めに迅速に政府または、行政機関に法案実行、もしくは支援をしてもらいたいところです。これから、国が抱える問題も「医療崩壊」だけでなく、学生たちの教育という面でたくさん問題が出てくることでしょう。