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アスリートフード学の考え方で、効果的なダイエットにも応用!


最近では、パフォーマンスの向上や体力づくりの一環として“スポーツのための食事”の重要性が広く知られるようになってきました。今回は、スポーツは苦手だけどダイエットをしたい人にも是非、知ってもらいたい!そんなアスリートフード学の考え方の基本と、ダイエットにも応用できる方法をご紹介します。

一般的な食事とアスリートフードの違い


写真:athlete-food.jp

アスリートのための食事「アスリートフード」と一般的な食事とは相違点があります。もちろん、さまざまな栄養素や食材を取り入れてバランスよく食べることにおいては共通していますが、現代において普通に食事を摂っていると食べ過ぎになることが多いため、一般の人は「食べ過ぎないこと」に気を付けますよね。しかし、アスリートフードの場合、普通に食べるだけではアスリートが必要とする栄養素は不足してしまうこともしばしば。そのため、「食べ過ぎないこと」ではなく「不足しないこと」に気を付けるという違いがあるのです。そのため、どのような栄養素や食材をどのくらい、どんな時、どのようにして食べるのかといったことが、アスリートフードのもっとも基礎的な考え方になります。point 406 | 1

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大事なのは三大栄養素ではなく、五大栄養素


写真:www.hyumanscience.co.jp

では、どういった栄養素が不足しないようにすればいいのでしょうか?皆さんは三大栄養素という言葉を聞いたことがありますか?一般的に、三大栄養素と呼ばれるのは、1日の摂取エネルギーのうち半分以上は摂りたい主要なエネルギー源の「炭水化物」、少ない量で多くのエネルギーを摂れる「脂質」、筋肉や骨格などの体構成成分であり、ミネラルや脂質などの体内運搬役を果たす「タンパク質」の3つのことを言います。

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写真:cc-debut.jp

アスリートフードでは、これにエネルギー代謝や体構成成分として利用され、身体の調子を整える「ビタミン」と「ミネラル」を加えた、五大栄養素を過不足なく摂ることが重要になってきます。具体的な食事内容としては、主食(米やパン、麺やイモ類など)、主菜(肉、魚、卵、大豆製品中心のおかず)、副菜(野菜、海藻類中心のおかず)、牛乳・乳製品、果物といったカテゴリーを意識して献立を考えるとベストです。また、最近ではタンパク質を積極的に摂取しようと言われることが増えていますが、実は、現代人の食事で不足することはあまりありません。やみくもにお肉や卵などを食べるのではなく、良質なたんぱく質を摂ることを考えましょう。point 362 | 1

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効果的なダイエットを!


写真:prestige.smt.docomo.ne.jp

また、身体活動量やエネルギー消費量を算出する根拠としてアスリートフード学で参考にされているのが、アメリカスポーツ医学会によって計算化されたMETs(メッツ)という単位なんです。METsとは、1時間あたりの身体活動の強さを表します。睡眠は1METs、座って静かにしているのであれば1.point 230 |

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3METS、食事の準備や掃除は2.point 17 | 5METs、ゴルフは4.point 29 | 8METs、ランニングは8.point 43 | 3METsといった具合です。これらをもとに、以下の計算法によってエネルギー消費量がわかります。point 90 | 1

エネルギー消費量(kcal)=METs × 時間(h) × 体重(kg)

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例えば体重50kgの女性が、1日の中で睡眠を8時間、家事を8時間、デスクワークを8時間したとすると、以下のようになります。

・睡眠:1.0METs × 8h × 50kg = 400kcal
・家事:2.5METs × 8h × 50kg = 1000kcal
・デスクワーク:1.3METs × 8h × 50kg =520kcal
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・1日のエネルギー消費量の合計:1920kcal

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写真:allabout.co.jp

ダイエット中で減量したい方であれば、栄養バランスがとれた食事をしながら、いかに日常的に身体活動量を増やしていくかなどを考えていくことになりますね。今回でご紹介させてもらいましたアスリートフード学を、少し考えながら生活してみてはいかがでしょうか?

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