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北海道で最大震度6強の地震、余震のためにきちんと備えておくことが大事


9月6日に襲った北海道での最大震度6強の地震ですが、厚真町で大規模な土砂崩れが発生し、全道で停電するなど、大きな被害が起きています。まだまだ余震が警戒されるというので、余震の前にきちんと備えておくことが大切です。

「9月8日に本震が来る」という情報は根拠なし!

写真: toyokeizai.net

Twitterでは「9月8日に本震が来る」と指摘するツイートがいくつも出回っていますが、結論から言えば、このツイートは全く根拠がありません。気象庁は地震に注意を呼びかけてはいますが「本震が来る」とは言っていないからです。確かに気象庁は「5日早朝の段階で、これから1週間は最大で震度6強の地震に注意してほしい」とは発表しましたが、それを余震とか本震という言い方はしておらず、一定の時間が経たないと、地震活動の全体的な評価はできないとのことです。というわけで、SNS上の情報は全く信用できないとのことです。point 342 | 1

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余震の際に備えておくべきこと


写真: www.asahi.com

それでも気象庁は「地震発生後2~3日ほどは、規模の大きな地震が発生することが多くある」として厳重な注意を呼びかけています。ここで、今後の余震のために備えておくと便利な生存術をご紹介します。

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簡易トイレの作り方


写真: ameblo.jp/mondo-n

万が一、水や食料が不足している状況であったとしても、トイレをおろそかにしてはいけません。同じ場所で何度も用を足していると、排泄物が腐り、感染症の原因にもなってしまいます。そのため、トイレはできる限り衛生的に整えることが大切になってきます。そこで、身近にあるものを使った簡易トイレの作り方を覚えておきましょう。作り方は簡単。トイレ(あるいはバケツ、段ボール)の中でポリ袋を開き、そこに新聞紙をちぎって入れるだけ。新聞紙のおかげで乾燥が早まり、臭気も抑えられます。新聞紙がぎっしり詰まった袋のなかに排泄物を入れることで短期間の保管も可能になるのです。point 353 | 1

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川の水や雨水が飲み水に?


写真: matome.naver.jp

水は人間が生きる上で最も重要なものです。そんな場合、川や池の水、雨水を飲み水として活用する方法があります。その方法というのがこちら。

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写真: cdn-ak.f.st-hatena.com

1. 底を切り取ったペットボトルを、さかさまにしてつるす。 
2. そのペットボトルの中に小石・木炭(焚き火の燃え残り)、 砂か小砂利、丸めたバンダナの順番で入れる。 (一番下が小石、バンダナが一番上) 
3. フタに小さな穴をあける。 
4. 濁った水を入れる。 
5. たまった水を約10分間煮沸して、飲み水にする

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新聞紙を「着る」


写真: ameblo.jp/toritsudai-sakurasaku

9月になると北海道も涼しくなってきます。防災グッズとして数多くの簡易暖房アイテムが販売されていますが、最悪の場合、準備していた防災グッズが津波で流されるなどということもあるかもしれません。そんな時、新聞紙を「着る」のです。暖房アイテムとしてゴミ袋よりも新聞紙を重ね着した方が、表面温度の上昇度が4倍も高いそうです。

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非常食として効果的なものとは?


写真: koizumipress.com

水さえあれば1週間は生き延びられるとはいっても、やはり食事をしないわけにはいきません。そんな飲み水にすら困っているような状況では、水や火力を必要としない食品が力を発揮します。その場合は鰹節をはじめとしたそのまま食べられ、保存が効き、栄養価が高いものが非常食として効果的のようです。その他の食品では納豆、味噌、スルメ、干し芋、お煎餅、飴、羊羹(ようかん)、ドライフルーツ、梅干などが挙げられます。

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まとめ


写真: news.yahoo.co.jp

以上、余震のための備えについて紹介していきましたが、災害時はどのような状況に置かれるかわかりません。自助、共助、公助ということばがありますが、まずは自助でなんとか生き延びられるよう、今一度サバイバルの知識や防災グッズの備えなどを確認してみませんか。

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