初めてのデートでもらった花束、記念日の花など、思い出深い花はいつまでも取っておきたいですよね。そんなお花を長期間取っておくにはドライフラワーがお勧めです。しかし、一般的な作り方で花束を逆さまに吊るして乾燥させても色があせてしまいます。実はシリカゲルを使うと色あせしにくいドライフラワーが作れるのです。
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実は簡単、シリカゲルを使ったドライフラワーの作り方
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おせんべいやお菓子の袋に良くついてくるシリカゲルですが、湿気止めに使われるだけあって水分を吸着する性質があるので、何かを乾燥させるにはっもってこいです。ただ、ドライフラワーを作るほどの量が欲しいときは、百均やホームセンター、ガーデニング店などでも簡単に手に入ります。シリカゲルでドライフラワーを作る利点は、花を短時間で乾燥させるため花色があせにくいということです。ただ、大きな花束をそのままドライフラワーにすることは難しいので、オリジナルの花束の形を保てないのが欠点と言えます。
作り方は簡単。シリカゲルとそれを入れる容器を用意します。シリカゲルには粉状と粒状の2種類があります。粉状のものはタッパーに敷き詰めて花1輪ずつなどの小さなドライフラワーを作る際に便利です。粒状のものは、瓶などの縦長の入れ物の下に敷き詰めて、その上にお花を置くという作り方ができるので、比較的大きめのドライフラワーが作れます。両方ともしっかりとふたを閉めて冷暗所に置き1週間ほどで完成です。
出来上がったドライフラワーを飾ろう!
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こうして出来上がったシリカゲルを使ったドライフラワー。せっかくなのでおしゃれに飾りましょう。乾燥が終わったドライフラワーは乾いてもろくなっているのでそっと取り扱うようにしましょう。花びらや1輪ごとの小さな作品は、アロマオイルを垂らしてお洒落な容器に飾るだけで素敵なインテリアになります。花色がしっかり残っているので華やかなリースにしてもいいですね。手作りキャンドルに入れるというアイデアもあります。縦長の容器に入れて乾燥させるものは、入れ物をおしゃれなガラス瓶に変えるだけで、乾燥させながらすでにインテリアとしても飾ることができます。粒状のシリカゲルは透明な粒々で見えても綺麗なのですが、それが見えるのが嫌な場合は、リボンやお洒落な紙で底をカバーして隠すこともできます。
シリカゲルは何度でも使える!
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ドライフラワー作りに使ったシリカゲル、実は何度でも再利用できるのです。水分を吸着してしまうと色が変わり、粒も大きくなり、最後はドライ機能がなくなります。しかし、これを乾燥させるとまた使えるようになるのです。こちらもやり方は簡単。フライパンで2分ほど炒るだけです。量や湿り具合によって時間差はありますが、火が均等に通るようにゆすりながら炒めていくと、色付きのものは色が変わって粒々感が戻ってきます。完全に乾燥したら出来上がりです。電子レンジでも同様に乾燥できます。ただ、電子レンジでは熱ムラが出るので、フライパンで炒る方法をおすすめします。
愛着もひとしおな自分で作ったドライフラワー
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シリカゲルを使って簡単に思い出深いお花を素敵なインテリアにできるのは嬉しいことです。ドライフラワーにしてからの活用法を考えるのも楽しいですね。自分で作った作品にはひとしお愛着がわくのではないでしょうか。