月経前症候群（PMS）
多くの女性が毎月のようにやってくる生理で悩んでいると思います。
体調不良になったり、精神的にイライラしたりします。
薬を毎回飲むわけにもいかず、ただただ我慢しているだけの人もいるのでは？
生理前に起こる体調や精神面の変化はPMSと呼ばれ、症状は様々です。
今回は、PMSについてご紹介します。
月経前症候群（PMS）とは？
月経前症候群とは、PMS（Premenstrual Syndrome）と呼ばれています。
生理の前後で起こる体調不良のことを指します。
PMSといっても症状やその度合いは人それぞれです。
PMSが起きる時期
PMSは、月経の3~10日くらい前に起こります。
そして月経がはじまるとPMSの症状が軽くなったり、消えていきます。
月経の3~10日くらい前は、基礎体温でいうと高温期にあたるでしょう。
PMSのなる確率
PMSは実際に、どれくらいの人が経験しているのでしょうか。
調査によると、20歳前半から閉経までの2~10％くらいの女性に起こるといわれています。
PMSの症状
PMSには基本的に次のような症状があります。
もし、日常生活に支障をきたすほどひどい場合には、病院で診察を受けるようにしましょう。
人ぞれぞれ症状が異なり度合いも違うので、我慢してしまう人が多いでしょう。
でも、辛い時には我慢せずに病院に行くようにしてください。
身体的症状
・のぼせ
・むくみ
・下腹部の痛み
・下腹部のハリ
・腰痛
・頭痛
・頭が重く感じる
・乳房の痛み
・乳房のハリ
・肌荒れ
・眠気
・不眠
・便秘
・めまい
・過食
・食欲不振 など
精神的症状
・イライラ
・怒りっぽくなる
・落ち着きがない
・憂うつになる
・不安になる
・情緒不安定になる
・ボーっとする
・集中できない など
自分でも気持ちのコントロールができない時があるでしょう。
なぜかやる気が出ない、何もやりたくない、集中できない…
などなど色々な症状があると思います。
周りから見るとあなたが怠けているように思われているかもしれません。
しかし、PMSの症状の場合は自分ではコントロールできません。
自分がダメなんだと落ち込まずに、PMSを疑ってみましょう。
そしてどうしようもない時には、病院に行きましょう。
PMSの原因
実はPMSの原因はまだはっきりと分かっていません。
女性ホルモンであるエストロゲンや、神経伝達物質のセロトニンの影響だと言われています。
しかし、まだ解明はされておたず諸説あるのです。
PMSの治療法
PMSは原因がまだ解明されていないため、治療法もまだ確立されていないのが現実です。
適度な運動、規則正しい生活、ストレスを溜めないことなどが、主な対処法です。
栄養面ではビタミンB群、ビタミンE、カルシウム、マグネシウムの摂取が勧められています。
また市販でPMSの症状を抑える薬もあります。
主に鎮痛剤が多いでしょう。
市販の薬以外にも、漢方薬でも治療が可能です。
自分の体に合ったものを選びましょう。
薬は副作用も心配されるので、きちんと調べてから摂取してください。
PMSまとめ
PMSには様々な症状があります。
症状や度合いは人それぞれ異なります。
また原因もまだ分かっておらず、治療法も確立していません。
自分でできることは、規則正しい生活や適度な運動、バランスの取れた食事などです。
ストレスが溜まっていると症状が悪化する可能性もあります。
普段から体調を整えておくと、症状を和らげることができるでしょう。