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男同士の恋愛ってぶっちゃけどう?偏見大国日本でLGBTは浸透できるか


恋愛は本来自由であるべきというのが現在の価値観になります。そのためお見合いは廃れ、結婚するにも事前の交際は不可欠です。しかしそれはあくまで表向きのことで今でも根強い先入観や偏見は残っています。このギャップこそが多くの人を苦しめている要因といえるでしょう。男同士の恋愛ともなると、事態は深刻かつ複雑化の一途をたどります。古い家族感と現代の社会情勢を背景として厳しい声が寄せられがちなのが日本の現状です。

写真:huffingtonpost.com

◼︎ストレス社会とLGBT

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写真:aarp.org

人間は心に余裕がなくなると、自分を守るために攻撃性を帯びていきます。そうした人が増えてくれば社会全体がギスギスしたものになるのも当然です。今の日本は景気が回復したと言われる一方で、生活のあらゆる場面にストレスが入り込んでいきます。仕事に対する目標や要求は苛烈になり育児や普段の生活にさえ批判的な目を向けられる世の中です。こうなると少しでも規範から外れた人物は、重大な過ちを犯したかのように見られます。男同士の恋愛が非難されがちなのは社会全体の余裕の無さも大きな原因と言えるでしょう。
少子高齢化社会となり、若い人の割合が少なくなっていることも軽視できません。男同士の恋愛は充実した生活が送れますが子どもを成せないことも事実です。実際には里親などの制度もあるのですが、まだまだ一般的とは言えません。少子化の理由には20年にわたる不況やライフスタイルの合理化など様々な要素が潜んでいます。それを正しく理解しようとする人は極めて少ないものです。短絡的に目立ちやすい人に白羽の矢を立てるのが、人間の習性と言っていいでしょう。
他者に原因を求めるような弱い心の有り様が現状を作り上げています。これを改善するためには地道な啓蒙活動を続けることが大切です。その上で時代の流れに応じた柔軟な対応をとることが、多くの人々に求められています。point 570 | 1

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写真:fastcompany.com

◼︎新しいライフスタイルをもたらす超高齢化社会

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写真:news.vice.com

今後確実にやってくる超高齢化の波は家族感そのものを変えていくことは間違いありません。少なく見積もっても3分の1、多ければ半数以上が独居することが予想されます。これでは従来の妻や子どもに老後を託すスタイルは見直さざるを得ません。そこで模索されているのが新たな共同体を作り、シェアハウスのような居住環境を整えることです。こうした場では古い帰属意識よりも心地よく過ごせる相手かどうかが重視されます。この点、長年男同士の恋愛を経てきているならばベストパートナーと言えるでしょう。女性にとっても同様で気兼ねなく暮らせる同性の共同体が形成されても不自然ではありません。
少子化に関しては、テクノロジーの発展により解決する道も存在します。すでに体外受精の有用性は各地で実証済みです。もう一歩踏み込んで、母体に頼らずとも胎児が得られるようになれば多くの人にとって喜びとなります。こうしたテクノロジーが一般的になれば男同士の恋愛でも子どもを成すことが可能です。少子化を解決する道として、これほど手堅いものはないでしょう。
21世紀後半になれば社会情勢は大きく変化し、技術革新も規格外の成果を見せることは確かです。当然ライフスタイルも変化を余儀なくされます。男同士の恋愛が受け入れられる時代は決して夢物語ではありません。point 564 | 1

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写真:unison.org.uk

◼︎まとめ

根強い偏見が転機を迎えるチャンスは、十分に残されています。大事なのはそれまで少しずつでも理解してもらえるよう真っ当な取り組みを継続していくことです。過激な言動を好んだり、他者との間に壁を作ることは決して良い結果を生みません。また無性愛者などに対して自分たちがおかしな視線を向けていないか省みることも必要です。誠実な態度で人々に接し、タフな心を持ち続けていれば支持は少しずつ増えていきます。良き市民生活を送りながら、堂々と男同士の恋愛を楽しんでいきましょう。point 299 | 1

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