今月9月6日、高校生の水泳地区シーズン戦において、100メートルクロール部門で優勝したある女子生徒が、なんと「臀部(でんぶ)が見えすぎている」という理由で失格となり、優勝が剥奪されたというのです。これに対して、コーチは「この問題の背景には差別問題がある」としてウェブ上で訴えました。
結果、この判定に非難が殺到し、最終的にアンカレッジ学区が失格処分を取り消したということですが、なぜそもそもこんなことになったのでしょうか？今回問題になったのは、アメリカのアラスカ州にある、とある高校。アメリカの高校の水泳・飛び込み競技における水着の基準として、男子は尻、女子は尻と胸を隠すことが義務づけられています。point 215 | 1
上記の画像は臀部における基準の例で、赤い点線部よりも尻が見えている場合は失格とされてしまいます。今回、一時、失格とされてしまったた女子生徒はお尻が水着からはみ出すぎており、水着の規定に違反していると宣告されました。思春期の子どもたちには成長に個人差があり、人より早い子もいますよね。
しかし、これについてラングフォード氏によると、この女子生徒は学校のチームが採用している水着を着用しており、同じ水着を着用していた同じチームの女子生徒には何の罰則も与えられませんでした。さらに、問題の女子生徒は同じ水着を着用して過去に3回大会出場していましたが、そのときには何の処分もなかったというのです。point 209 | 1
このような背景から、ラングフォード氏は「水着が原因なのではない」と異議を唱えたのです。ラングフォード氏が主張している「この女子生徒が失格を言い渡された理由」とは、女子生徒の体型と人種です。この女子生徒は豊満な尻と胸を持つ「Fuller-figured(ふくよか)」な体系で、暗い肌をしていたそうです。これにより、差別ではないかという話になったのだとか。point 233 | 1
また、さらにラングフォード氏によると、この女子生徒は今回の優勝剥奪だけではなく、他校のチームの父兄によって「着ている水着がインモラルである証拠」として水着の背中側のスリットの写真を多数撮影されていたというのです！この一件に対して、「彼女はまだ未成年で、この父兄は児童ポルノ撮影・流通の罪で逮捕されるべきだ」と怒りの声を上げており、アメリカでも批判が殺到しています。point 237 | 1
すでに失格処分は取り消されていますが、そもそも差別的考えが根強く残っていることが問題なのではー。