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「災難特集」荷物になるだけの無駄な防災グッズは?


台風19号が接近する関東は大雨で、各地の河川の水位が上がりました。

多摩川が氾濫するなど、関東の各地に住んでいる人々は「避難勧告・指示」を受け、近所の小・中学校に避難しましたね。

多数の災害で実際に避難生活を経験してわかった、“持って行ってよかったもの、必要だったもの”を紹介します。

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ITMedia

濡れた靴を乾かすタオルまたはティッシュや防寒着があると一安心

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正直、避難の想定はできないんですね。普段ニュースとか町内の放送で

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「明日は外に出てはいけない」という認識はしますが、避難する可能性についての認識は薄かですね。

むしろ台風で外に出ては危ないだろうと思い、万が一の停電や断水に備えることを考えておくだけ、とりあえずお家で食べるものと飲むもの用意しようと考えただけでしょう。

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NHK

今回の避難も、平日の昼を普通のように過ごしている最中に、iPhoneで「緊急速報」アラートでわかったですね。

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Yahoo!や自治体の災害情報を確認したところ、私はお家の家族を連れて町内の小学校へ向かいました。

町役所の人は「備蓄物資の交付は終わりましたので、ご家庭で必要な毛布と食料品を持ってきてください」と言いました。

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焦りましたが、家が浸水する可能性があり、避難勧告が出ていました。迷いましたが、行くだけ行ってみようと決意し、iPhoneを充電しながら「とりあえず」の荷物をまとめました。

私の場合

CASA BRUTUS

私が持っていった荷物です。

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  • 懐中電灯
  • レジャーシート
  • フェイスタオル×2
  • ハンドタオル×1
  • ポケットティッシュ×2
  • ウエットティッシュ60枚入り×2
  • 歯磨きシート
  • 500mlのペットボトル2本(ポカリスエット)
  • 小さめ~中くらいのビニール袋×数枚
  • お弁当(おにぎり、卵焼き、ウインナー、キウイフルーツ)
  • お菓子(キットカット、ビスコ)
  • マスク
  • おむつ×3枚(乳児がいる場合)
  • おもちゃ(ぬいぐるみ)
  • 家族の着替え(Tシャツ、レギンス、ショーツ)
  • iPhone
  • 財布
  • ヘアゴム
  • リップクリーム
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あしけぶ一番

子供たちには、学校で使う水筒を持ってきてもらいました。そして、「台風だから家より安全な小学校に行ってみよう」と伝えました。point 117 | 1

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避難時の服装は、私はTシャツ×デニムジーンズ×ウィンドブレーカー。子どもたちはパーカー×Tシャツ×レギンス×レインコート。

私は傘を差しましたが、子どもたちはレインコートのフードのみ。靴は全員スニーカーです。

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長靴を履くと、水が中に入ってしまったときに、逆に足を取られて危険だという情報があったためです。

小学校までの道中が浸水しており、靴はビショ濡れになりました。

世田谷区

受付では私の姓名と避難人数、住所を紙に書きました。それから場所をさがしました。

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先に到着していた人たちは支給された毛布などを使ってスペースを確保していたようですが、我が家は持参したシートを教室の隅っこに敷いて確保しました。

しばらくすると、隣人とばったり会い、子どもたちを遊ばせながら情報交換や世間話をして時間を潰しました。

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それぞれが避難を決意した理由は「一軒家に住んでいるので一階の浸水が怖い」「子どもが小さいから早めに動いたほうがいいと思った」などでした。大人が2人以上いる家庭だと、まず全員で避難して、1人が足りない荷物を自宅に取りに戻る……なんてこともあったようです。

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夕方になるにつれ、避難者の人数はどんどん増えていたようで、単身で避難してきたと思われる人も何人かいました。

夜になり、歯ブラシがなかったので、歯磨きシートで子どもの歯をふいてやりました。

TABIDO

22時に消灯でしたが、教室内はまさに「雑魚寝」状態です。

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家族単位で避難した場合、自分の家族とはかなりの至近距離で寝る必要があります。

我が家はレジャーシートの上で、タオルやリュックやぬいぐるみを枕代わりにし、パーカーやウインドブレーカーを毛布代わりにしましたが、夜が深まるにつれてだんだん寒くなり、なかなか寝付けませんでした。

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深夜になって雨が止み、台風が過ぎ去ったと思われる時間になると、私たちの避難していた小学校では、帰宅していく人も少なくなかった印象です。

しかし、我が家は子どもたちがすっかり寝てしまっていたので、帰宅するという人から備蓄物資の毛布を譲ってもらい、ようやく私も少しだけ寝ることができました。結局、朝5時頃に子どもたちを起こしてから自宅に戻り、およそ15時間ほどの避難生活が終了しました。

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<持っていってよかったもの>

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Google

レジャーシート(場所取りに便利)
ウエットティッシュ(食事前や子どもの食べこぼしがあった時に便利)
ティッシュ(鼻をかむ時などに必要)
小さめ~中くらいのビニール袋(食事で出たゴミを入れる、汚れた衣類や靴下を入れるのに便利)
歯磨きシート(歯磨き代わりとして使用)
お弁当
お菓子(甘いものを摂取すると落ち着く)
ポカリスエット(水分補給に便利)
ヘアブラシpoint 241 | 1

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<持っていけばよかったと思うもの>

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Google

新聞紙(移動で濡れたスニーカーの中を乾かすことができる)
大きめのビニール袋(45リットルくらい。リュックやウィンドブレーカーなど大きめの濡れたものを干す場所がない時にまとめられる。また、タオル等を入れて枕代わりにもできる)
替えの靴下(移動で濡れてしまった時など、替えがあると便利。また、夜は温度が下がるため足が冷える)
ブランケットやバスタオル(夜は温度が下がる)
ペットボトルの水(2リットルほどあれば安心)
のど飴(咽喉が痛い時にあると便利)
鎮痛剤
ホッカイロ
マスク
モバイルバッテリー(今回は電気も通っており、空いているコンセントもありましたが、停電時のためにあると安心)
ラジオ
おもちゃ(子どもはぬいぐるみと絵本だけではすぐに飽きてしまう)point 391 | 1

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IZA

我が家の場合、結局、自宅は浸水しなかったので、避難しなくても命に別状はなかったかもしれません。

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しかし、私自身は「避難してよかった」と思っています。

なぜなら、避難したことによって、避難所の状況や避難要領が少なからずわかったからです。