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理容室と美容室と床屋はどう違うの?


理容室と美容室と床屋、この3つの違いをあなたはご存知でしょうか。何となく理容室は男性専用、そして美容室は女性専用で、床屋は理容室の別名であるとか、もう少し規模が小さい店舗のことだと思っている人もいるでしょう。確かに男性が散髪をする時は、理容室に行くことが多いようです。その一方で、女性が髪をカットしたり、パーマをかけたりする時は、美容室に行く人が圧倒的に多いようです。女性で、パーマやセットではなく、髪をカットしてもらうだけの目的であっても、理容室に行くと言う人はあまりいないでしょう。

 


写真:salonopen.com

このような点から見ても、理容室は男性用、美容室は女性用と考えられているようです。ところが実は、理容室と美容室は、ちょっと意外な方法で区別されているのです。それは一体、どのような形で区別されているのでしょうか。実はこの2つは、それぞれの法律の違いによって分けられているのです。

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写真:r-royal.com

理容室を監督する理容師法では、主な業務は髪をカットしたり、あるいは顔を剃ったりして、容姿を整えることと決められています。これに対して美容師法での業務は、パーマをかけたりセットをしたりすることとなっています。もちろんカットもやってもらえますが、カットはあくまでもパーマ、あるいはセットをする時に、必要であれば行う業務と考えられています。それから理容師の場合は顔剃りができますが、美容師はできません。

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写真:nostyle.jp

剃刀で顔を剃るということは、理容師のみに許された業務なのです。そのためカットなどは美容室を利用するけれど、顔を剃ってもらう時だけは、理容室に行くという女性もいます。最近はレディースシェービングのメニューもあるので、顔を剃ってもらうことでつるつるの肌になり、メークの乗りがよくなるというメリットもあります。

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写真:fashion-basics.com

また男性が、美容室に通ってカットをしてもらうこともあります。美容室の場合はシェービングはできませんが、シャンプーやカット、ブローはできますので、男性で常連となっている人も多いですし、美容室で男性客と女性客が一緒に髪をカットしてもらう光景も、今では珍しくなくなっています。

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写真:ameblo.jp

それから理容室と美容室では、シャンプーの仕方が違います。前者は整髪後にシャンプーを行うことが多く、しかも前かがみになって洗ってもらうことが多いです。一方美容室では、整髪前にシャンプーをします。これはパーマをかける時などに、プレシャンプーをする必要があるためこのようになっています。

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写真:j-cast.com

また美容室のシャンプーの大きな特徴として、あおむけになってシャンプーをしてもらえます。特に女性はメークをしているため、顔にタオルをかけてもらうことが多いようです。あおむけでしてもらうシャンプーはとても気持ちよく、かなりリラックスできます。中には、そのまま眠ってしまう人もいるほどです。

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写真:beauty-mie.com

また理容室で施術を行う理容師と、美容室で施術を行う美容師は、両方とも国家試験に合格しないと資格を得ることができません。この場合、両方の資格を取っておくと、美容室勤務であっても理容師の資格を持っているため、お客さんの顔剃りができるようになります。またこの両方のうち、どちらかを取得していると、もう一方が取りやすくなるというように、法律を改正する動きも出ています。

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写真:blogs.yahoo.co.jp

そして、床屋という呼び方についてです。現在では主に、理容室を指す言葉として使われていますが、これはもとは何に由来しているのでしょうか。それは、江戸時代の髪結い床が起源です。江戸時代は男性もちょんまげを結っていたため、結い直す必要があり、この髪結い床に通って結ってもらっていたのです。この髪結い床の床がそのまま残り、男性の整髪をする理容室のことを、床屋と呼ぶようになりました。今でもこの言葉を使う人はいます。point 279 | 1

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