X
    Categories: FOOD

今さら誰にも聞けない「生ハム」と「プロシュート」の違いとは?


燻製したものが「生ハム」


写真:hotheart.hatenablog.com

「生ハム」と「プロシュート」って、ふたつともよく耳にする言葉ですが、何が違うのかまで似ていすぎてわかりませんよね。簡単に言うと、燻製しているものが生ハムなんです!プロシュートについては後程ご説明いたします。つまり、生ハムは肉を長い時間かけて塩漬けし、乾燥、醗酵、燻製をしたもののことを指します。世界的にも燻製するものが大多数で加熱するものは少ないんですね。簡単に歴史をたどると、紀元前7000年ごろには、すでに豚は家畜として飼われていたといわれています。狩猟から農耕文化に移行し、人々は家畜を多く飼うようになったことから、保存食として編み出されたのが「生ハム」だったんですね。知っていましたか?point 373 | 1

ADVERTISEMENT

燻製しない生ハムが「プロシュート」


写真:gourmet-note.jp

日本では、燻製してないイタリア産生ハムを、プロシュートと呼ぶのが一般的ですが、イタリアでは、加熱しないもの(生ハム)は「プロシュット・クルード(Prosciutto crudo)」、加熱処理したものは「プロシュット・コット(prosciutto cotto)」と呼んでいます。また、われわれ日本人にとって気になる点は、加熱しない生ハムを食べても体に影響はないのか?ということですよね。実は、食べても平気な理由は、生ハムに含まれる塩分量にあったんです。普通のハムよりも塩分の多い生ハムは長く保存ができるのです。温度の低い場所で乾燥させ熟成させます。高い塩分濃度で乾燥させた場合、菌の繁殖も抑えられます。長い間熟成させていくうちに死滅し、食中毒の心配もありません。point 413 | 1

ADVERTISEMENT

まとめ


写真:macaro-ni.jp

燻製するものが多い「生ハム」のなかでも、イタリアのハムは燻製させず、塩漬けで熟成させるものがあるので、日本では「プロシュート」と区別して呼ばれるようになったのかもしれませんね。二つの違いについてまとめてみましたが、いかがでしたか?みなさんも今後、お店、スーパーやコンビニなどで生ハムを購入するときの参考にしてみてください。

ADVERTISEMENT