年末を飾る国的歌番組『紅白歌合戦』。本番ではNHKは演出や趣向を凝らし、出場する歌手たちもパフォ-マンスを競い合います。しかし生放送なだけに、過去には様々なハプニングがあったようです!数あるなかからいくつかをピックアップして紹介します!!
まずは、歌手の長渕剛さん。1990年の第41回大会ではドイツ・ベルリンから衛星生中継で出演しました。
しかし登場するやいなや「NHKのスタッフはみんなタコ! タコばっかりですわ!」と暴言を吐き捨てたのです。
そして3曲計17分30秒も歌い続け、予定されていた時間を大幅に押すことに。そのため、他の出演者たちの時間が削られ大御所歌手たちが激怒してしまったのです。この件で長渕さんはNHKをしばらく出禁に…。
その後、2003年に紅白出場を果たした長渕さんは、記者会見で当時のことを振り返り、「正直、あれはあれでよかった。ただ、あのころのボクは今思うと、ずいぶん生意気なガキだったと思う」と告白。続けて、「ぼくは3曲という約束どおりに歌い、責任を全うしただけ。ただ周りのバランスからしてみれば、ちょっと突出してた。だから『この若造が』と誤解されたかも」と述べていました。
お次は本木雅弘さん。1992年の第43回大会で、井上陽水さんの楽曲『東へ西へ』のカバーでソロとして紅白に初出場を果たしました。
しかし登場した本木さんは白い液体の入った男性用避妊具がいくつも連なったようなネックレスをして登場。
さらにヒップ側についたズボンのチャックを開けて“ナマ割れ目”を見せた姿が流されたのです。
2018年、『ほぼ日刊イトイ新聞』のインタビューに応じた本木さんは、当時について「当時は、ああいう身投げ行為みたいな感じ… 何て言ったらいいのか、『もう二度と呼ばれることもないだろうから、変わったことやって帰ろうぜ』って」と話し、完全に狙っていたと思われます。
2006年紅白で、ロックバンド氣志團の綾小路翔が「DJ OZMA」名義で肌色のボディスーツを着て「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」を歌唱し、裸に見えたことから視聴者のみならず共演者からも苦情が噴出しました。
今でも氣志團はNHK出禁状態となっているため、長渕さんや本木さんらのパフォーマンスはある意味、時代を象徴していると言えるでしょう。