X
    Categories: HEALTH

貧血はどう対処すればいい?応急処置や予防法



写真 http://mocosuku.com/

立ちくらみやめまいなど女性に多く見られる貧血ですが、もし自分や周りの人が貧血で倒れたら正しい対処ができますか?貧血はすぐに適切な応急処置を施すことで体調が早く回復します。では、貧血になったとき、どのように対処すればいいのでしょうか。

ADVERTISEMENT

 

貧血で倒れたときの応急処置法


写真 motejo.jp

自分や周りの人が貧血で倒れてしまったら、まずはその場で座るか横になるかして安静にするようにしましょう。急に動いたり頭を動かしたりするとめまいを起こし、貧血の症状が悪化する可能性があります。無理に立ったり動いたりせず、楽な姿勢をとりゆっくりと呼吸しましょう。もし、電車やバスなどに乗っているときはできるだけ降りてベンチなどに座るようにします。難しい場合はその場でしゃがんでも。症状が軽ければしばらくすれば落ち着きます。
次にベルトやボタンなど身体を締め付けているものを外しましょう。このとき、足元を高くすることで脳に血液が送られやすくなり、身体が楽になります。
貧血は血の気が引いている状態なので体温が下がり寒気がすることも。体温の低下を防ぐためにもタオルケットや毛布などをかけて身体を冷やさないようにすることも大切です。症状が落ち着いたら温かいものを飲んで体温を上げるといいでしょう。貧血を起こしたときは焦らず行動することが何よりも肝心です。症状が改善するまでゆっくりと回復を待つようにしましょう。point 529 | 1

ADVERTISEMENT

 

貧血にならないための予防法


写真 https://hiyoridon.com/fish-katuo

ADVERTISEMENT

貧血にはいろいろ種類がありますが、女性に最も多い「鉄欠乏性貧血」は主に鉄分の不足が原因です。そのため、食生活を整えることで症状が大幅に改善されることがほとんどです。貧血にならないように普段から鉄分を多く含む食材を意識して摂るといいでしょう。
鉄分には比較的吸収されやすい「ヘム鉄」と吸収されにくい「非ヘム鉄」とがあります。ヘム鉄を多く含む商品はレバーやモモ肉、カツオ、マグロなどの赤身の肉や魚。非ヘム鉄は小松菜やホウレン草、切り干し大根、大豆製品といった食品に多く含まれています。point 239 | 1

ADVERTISEMENT


写真 YOUTUBE

ところが鉄分だけを摂っていても効率よく鉄分が吸収されるわけではありません。そもそも鉄分は吸収率が悪いとされ、多くても摂取したうちの20%程度しか吸収されません。非ヘム鉄だと1%になることも。そのため、鉄分の吸収率を上げてくれるビタミンCやたんぱく質を同時に摂ることも大切です。
そのほかにも造血作用があるとされるビタミンB6やビタミンB12、葉酸を多く含む食品と一緒に摂ることも重要です。これらは血液中に存在する赤血球を作るために必要な栄養素。貧血はヘモグロビン不足が原因ですが、ヘモグロビン不足を解消するには赤血球が必要不可欠だからです。point 329 | 1

ADVERTISEMENT

 

貧血になったら慌てず対処しよう


写真 japanuscreatives.com

貧血になった場合は「安静にする」「ゆるめる」「あたためる」です。慌てずにゆっくりと対処しましょう。また、鉄欠乏性貧血の原因は慢性的な食生活の乱れがほとんどです。鉄分を多く含む食材やサプリメントで不足を補うことも大切ですが、それだけを大量に摂ることではあまり効果は期待できません。貧血はそのままにしておくと身体のあちこちに不調をきたす原因になりかねません。症状に気づいたら食生活も見直して、そもそも貧血にならないようにしましょう。point 308 | 1

ADVERTISEMENT