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可愛い!と次々に「自撮り」する観光客のせいで命を失った「イルカの赤ちゃん」


以前、人間の無限の利己心をもう一度、振り返って反省する必要があると思い知らされた悲しい事件が起きました。

イギリス日刊メトロにより、海岸に打ち上げられたイルカの赤ちゃんを見て、救うよりも先に「自撮り」をしていた観光客たちの蛮行が伝えられました。

Facebook ‘Hernan Coria’

2016年2月、アルゼンチン・ブエノスアイレスのサンタテレシータ(Santa Teresita)リゾートにて、一匹の赤ちゃんイルカがビーチで死〇のまま発見されました。

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アルゼンチン野生動物保護団体によると、砂の上で凄惨な死を迎えたイルカの赤ちゃんは、観光客がたくさん集まっているビーチに打ち上げられて被害に遭ったことが分かりました。

evoke.ie

当時、現場にいた目撃者の一人であるヘルナン・コリア(Hernan Coria)は、人間の腕と同じサイズの小さなイルカの赤ちゃんを触るために、次から次へと手を伸ばしていた観光客たちを見て、大きな衝撃を受けたと言います。

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Facebook ‘Hernan Coria’

海に帰らせてあげる時間は十分ありました。しかし、観光客たちはイルカの赤ちゃんを持って写真を撮るために、大勢の人々がカメラを持って走ってきたそうです。

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誰もがイルカの赤ちゃんを海に戻そうとしませんでした。

Facebook ‘Hernan Coria’

結局、イルカの赤ちゃんは長時間に渡って水に触れることなく、太陽の光の下で多くの人々の注目の中、深刻なストレスを受けた結果、命を失ってしまいました。

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さらに衝撃的だったことは、「自撮り」を終えた後、観光客たちはイルカの赤ちゃんをビーチの砂の上に放置したまま、各自帰っていきました。

Los Angeles Times

人間の利己心に苦しんでいたイルカの赤ちゃん、海岸で惨めな死を迎えなければなりませんでした。

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ヘルナンデスは当時の衝撃的なシーンの写真をSNSに公開し、「観光客の一部は、既に死亡しているイルカの赤ちゃんと写真を撮ったりした」、「生き物ではなく、持っておもちゃのように扱っていた」と怒りを表していました。

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buzzkong.com

動物保護団体の関係者によると、「イルカは非常に厚い脂性肌を持っています。脱水もしやすい方です。」、「このような恐ろしいことが二度と起きないように、みんなで呼びかけてほしいです」と、複雑な心境を伝えていました。

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News.com.au

ネットでは…

「まだ赤ちゃんなのに、誰一人も海に戻してあげようって言わなかったなんて信じられない」

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「バカすぎる。確かにイルカの赤ちゃんは可愛くて珍しいでしょう。それでもイルカは水が必要って常識でしょ?!」

「こんな人間よりも優しい人間の方が絶対に多いはず!!」

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