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実は母の空想話?クレヨンしんちゃん最終回とは?


アニメ「クレヨンしんちゃん」には、いわゆる「都市伝説」が存在します。天真爛漫で自由奔放な幼稚園児「野原しんのすけ」が過ごす日常の中でさまざまな出来事が起こり、その過程で友情や家族愛などが描写されることも珍しくありません。基本的には「ギャグ」で成り立っている作品ですが、映画ではシリアスで感動的な内容になるのが基本形です。


写真:twitter.com

1990年、青年誌で連載を開始し、当初は読み切りに近い形で話が進展していましたが、徐々に傾向が変化して数話をかけて話が完結するスタイルも増えていきました。途中、原作者である臼井氏の死去によって連載が終了しましたが、同年、アシスタントらが結成したグループによって「新」の名を冠した「新クレヨンしんちゃん」がスタートしました。

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写真:登場人物.com

ギャグ作品からホームコメディ、さらにはヒューマンドラマにまで作風の広がりを見せる作品ですが、【実はしんのすけの母親である「みさえ」が想像している空想】という説があります。これこそが都市伝説なのですが、クレヨンしんちゃん最終回でそのことが明かされるという内容です。しかも、この設定は作者が作品を発表する段階ですでに決まっていたといわれていて、スタートの段階からクレヨンしんちゃん最終回に向けた伏線を回収する流れが出来上がっていたわけです。point 279 | 1

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写真:xn--68jua6hqcc7nyp5a8d2556bmi8aj98hsfra.jp

とはいえ、実際にはクレヨンしんちゃん最終回がこのような形になるかどうかは分かりません。すでに原作者は死去していて、本来はどういった展開を見せるつもりだったのかは誰にも知る由がなくなってしまっている以上、この話が都市伝説だったのかどうかすらわからずじまいです。ただ、どちらにしてもどういった都市伝説の内容なのかを確認しておきましょう。

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写真:ghibli-tosidensetu.com

ある日、しんのすけは妹のひまわりを助けて事故で亡くなってしまいます。常に騒がしく、問題ばかりを起こしていたしんのすけですが、自身の子どもが亡くなったとあればみさえは平静を保っていることができなくなってしまい、しんのすけのクレヨンで思い出を描き始めます。これが「クレヨンしんちゃん」という名前の由来であり、「クレヨンで描いたしんのすけの思い出、想像の話」だということです。しかし、これはあくまでも都市伝説に過ぎません。また、他にもいくつも都市伝説が存在していて、ハッピーエンドに近い終わり方をするものもあります。この手の話は人気漫画などにはつきものですが、この作品に関しては「途中で作者が死去してしまう」という状況が拍車をかけています。point 392 | 1

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写真:ghibli-tosidensetu.com

作者がすでに存在しない以上、どういった意図を持っていたのかが明らかにされることがなく、その辺りを含めてさまざまな都市伝説が登場したという状況といえます。しかし、よくよく考えてみると整合性がないことの方が多く、かなり無理のある内容だといわざるを得ない都市伝説です。

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写真:dancedance-life.net

たとえば、この都市伝説によればしんのすけは5歳の時に亡くなってしまっていますが、この時点でひまわりが生まれているはずです。しかし、初期の作品にひまわりが登場することはありません。ということは、ひまわりは話の発展先で生まれた存在だということになり、「作者が当初から意図していた結末」とする根拠が薄れてしまいます。もちろん、それを含めたうえでストーリーを構成している可能性も否定できませんが、可能性としては高くありません。point 281 | 1

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写真:motekoiboy.info

また、初期の設定では「野原ひろしはおなべ」、元々は女性だったひろしがみさえを助けるために性転換手術を受けて男性として生きることを選んだとも言われています。元々声優だったみさえの艶めかしい声(練習中)を聞いてストーカ化し、それがきっかけで結婚に至るという話もありますが、もし仮に元女性なら「子供を産む」という状況自体がおかしな話になってしまいます。

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