教員の不祥事が毎日のように起きる昨今。いじめ、そして教員の犯罪行為、教育委員会の不適切対応など様々です。問題が複雑化している教育界ですが、今度は北海道で驚くべき卑劣な実態が発覚したのです。子供達への教育現場で起こるこれらの由々しき問題はいつになったら止まるのでしょうか。
複数回キス
北海道教育委員会は、道北の公立中学校に勤める48歳の男性教諭が、休日に女子生徒を複数回にわたって呼び出したうえキスをしたとして、この教諭を懲戒免職の処分にしました。教育委員会によると、2018年8月、教諭が校内で女子生徒の手を握っているところを校長が見つけて注意しました。その後、別の日に教諭が女子生徒に抱きつこうとしている姿が目撃され、学校側が事実関係を確認したところキスをしたことなどを認めたという。
調査に対し、教諭は「生徒に好意を持っていた。生徒を深く傷つけることをして申し訳ない」と話しているとのこと。道の教職員の懲戒免職は今年度3人目。道教委は、取材に対して「教諭は社会科担当で、部活動の担当についてはコメントできない。LINEを使って、生徒を校外に呼び出していた。生徒のプライバシーの関係もあって、これ以上の詳細については答えられない」と回答しています。
淫らな行為と嘘
福島県の中学教諭が、生徒に嘘をついて自ら学校を去っていた事態が発覚しました。福島県警、福島県教育委員会、二本松市教育委員会は取材に応じました。
福島県警福島署は、二本松市の公立中学校教諭(34)が、18歳に満たないと知っていた県北地方に住む高校1年生の女子生徒にみだらな行為をしたとして、県の青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕しました。警察によると、男は女子生徒とSNSで知り合い、複数回やりとりをしていたそうです。今月上旬、男の弁護士から警察に連絡があって事件が明らかになり、11日、弁護士とともに警察署に出頭してきたため、逮捕となりました。男は調べに対し容疑を認め、「SNSは生徒指導の一環としてやり始めた」と供述している様です。
二本松市教育委員会は、取材に対して「この教諭は特別支援学級の担任と情報教育を担当し、柔道部の顧問を務めていた。5日に校長に退職願を提出し、8日に離任式を行った。式では生徒や教諭に『祖母の介護のために退職する』と語っていた。過去に問題行動等はなかった」と話しています。また、福島県教育委員会は取材に対して「学校や二本松市教育委員会からの事故報告は12日朝の時点ではない」と回答。この点に関しては、二本松市教育委員会は「これから県には、教育事務所を通じて事故報告を行う」と答えました。
教諭が勤務していた学校の校長は「まさかの事態に驚いている。12日朝に全校集会を実施し、生徒にこの件の説明を行った。同日には保護者説明会を実施する」と述べました。
根絶希望の声
この手のニュースがほぼ毎日報道されてあきれるとの声がネットでは上がっています。さらに「現代の教育事情がよくわかるね」「再び教職に付けないように全国の教育機関で情報を共有して!」「立場を利用した教師の性犯罪は卑劣極まりない」「最近の教育業界は全体的に倫理が乱れていると思う。 性犯罪やいじめ問題多すぎる」「毎度各地で逮捕されているのに、まだやる人がいるんだな」「毎日のように報道される教師と生徒のみだらな行為。人の振り見て我が振り直せ」という人道を外れた教諭に対し厳しい声も多く上がっています。あり得ない行為が次々発覚する教育現場。教師という立場を利用した卑劣な行為は決して許されないでしょう。