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味のあるコーヒー染めとは?自宅でもできるコーヒー染めの方法


ナチュラル&アンティークな色合いが特徴とされているコーヒー染め。文字通りコーヒー豆を使った染色方法の事です。これは気軽に自宅で行うことができ、使い終わったコーヒー豆のカスを使う事ができます。そんなコーヒー染めの方法やコツを解説していきます。

 

コーヒー染めは伝統ある草木染め

 


写真:akotokoto.exblog.jp

コーヒーを使って染色をする。ということに少なからず疑問や忌避感を抱く方も居るのではないのでしょうか?現在使われている染料は、科学技術が発展した事で生み出された合成染料です。しかし染料そのものは遥か昔から使われ続けています。現在でも合成染料を使わずに、昔ながらの製法で染色している商品も数多く存在しています。その染色方法が「草木染め」、文字通り様々な植物の色素を用いて布に色を染み込ませる事です。植物や虫を使用した自然由来の染色方法で、かつコーヒー染めも昔から使われている由緒正しき染色方法なので、安全性も保証されています。染色方法も比較的簡単で、色落ちしやすいという欠点こそありますが、合成染料を1つ買うよりも安上がりで済むため、染め物をしたい方へおすすめできる染色方法です。point 437 | 1

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コーヒー染を始めるにはまずは紙から

 


写真:roomclip.jp

コーヒー染めを身も蓋もなく言ってしまえば「染み」です。コーヒーを飲んでる時に、間違ってこぼしてしまった際にできた染みと殆どかわりありません。そしていくら合成染料よりも落ちやすいとはいえ、シミを落とすには一工夫必要というのはシミに悩まされてい方にとっては既におわかりのことでしょう。いきなり布や服で試すのは怖い。という人は紙を使ってみましょう。ただし流石に濡れただけで破れるような紙はおすすめしません。濡れても丁寧に扱えば破れない程度の強度は必要です。コーヒー染めの特徴は「ムラのある色合い」です。慣れている人なら均一にできるかもしれませんが、基本的に自宅でコーヒー染を行うと、均一に染まることは殆どありません。ただその色ムラと濃淡のグラデーションが味わい深いものに仕上がるのです。point 433 | 1

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コーヒー染の方法、濃く薄く調整しよう

 


写真:diy-navi.net

まずは道具の用意から、量を測るために計量カップやスプーンは必須。次に新聞紙とコーヒー豆。このコーヒー豆は抽出後のカスでも、インスタントコーヒーでも構いません。布を染色したい方はバケツを、紙を染色したい方はトレーなどの平らなものを用意しましょう。そして作り方は簡単。コーヒー豆なら水と1:5の割合で煮詰め、インスタントコーヒーなら大さじ3杯のインスタントコーヒーとカップ3杯の水を混ぜたものを用意しましょう。そしてそこに染めたいものを投入、紙の場合破れそうで怖い方はトレーに並べた状態で上からかけて浸すと良いでしょう。そうして30分から60分放置した後、取り出して乾かすだけで完成。紙の場合は一度新聞紙の上で水分を抜き、新聞紙を交換してもう一度水分を抜いてから乾かしましょう。たったこれだけでコーヒー染が完了します。より濃淡を調整したい方は、抽出前の豆を使ったり、インスタントコーヒーの割合を増やしたり、特定の部分に紙や布を重ねてみたりと調整してみると良いでしょう。point 527 | 1

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最大の欠点”色落ち”の対策は豆乳?

 


写真:shukuko.net

草木染めに含まれるコーヒー染。その欠点は他の草木染め同様”色落ち”です。前述の通り、言ってしまえばタダのシミ。シミは洗えば薄まっていきます。色落ちした服もまた味があるとはいえ、できるだけ色落ちしないようにしたいと考える人もいるでしょう。そんな人におすすめなのが豆乳です。染める前に成分無調整の豆乳と水を1:1で割ったものを用意しましょう。そこに染める前のものを漬け込み、しっかりと乾燥させます。そしてそれをコーヒー染にすると、色素とタンパク質が結びつくことで、しっかりと色が定着するようになります。ただし注意点として、砂糖や糖質があるものは控えましょう、虫が寄ってきます。豆乳の他にも塩・ミョウバン・お酢を使う方法もあります。それぞれ量はことなりますが、水煮溶かしてから染料済みのものを浸すことで、色落ちを防いでくれます。お金をかけてもいいという方は市販の色止め剤を使うと確実です。point 484 | 1

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まとめ

 


写真:item.rakuten.co.jp

コーヒー染は自然な色合いを楽しめる方におすすめの染色方法です。亜種に紅茶染めというのも存在していて、どちらもお茶の香りがほんのりと漂い、質素ながらも味わい深い色合いを楽しむことができますよ。

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